PEOPLE プロダクトマネージャー(飲食領域)社員インタビュー
自分の能力を高めていく刺激的な日々。
高い技術力と挑戦の機会に恵まれ、
職種や事業領域を超えた
改革を実現。
プロダクトマネージャー(飲食領域)
販促領域プロダクトデザイン3ユニット
飲食・ビューティー・事業開発領域プロダクトデザイン部
飲食クライアントソリューショングループ
関口 聡
Satoshi Sekiguchi
大手企業とスタートアップの魅力を兼ね備え、
幅広く活躍できる土壌・環境に魅力を感じた。
どのような魅力と可能性を感じて、リクルートを選んだのでしょうか?
前職はUXコンサルティングを手掛ける企業でコンサルタントを務めていました。しかし、プロジェクト単位のコンサルティングでは、企業や組織が抱える本質的な課題や問題の解決に携わることができなくて。そこにもどかしさを感じたことから、「職種で業務範囲を限られることのない環境で、自ら行動して成果を出していきたい」と考えたのです。昨今、市場を拡大しているSaaSビジネスに興味があったので、そうした事業を展開し、時流に乗っている企業を探すことにしました。
リクルートに入社したのは、まずテクノロジーを活用した業務・経営支援サービス『Air ビジネスツールズ』に携われる点に魅力を感じたからです。「今後はSaaSビジネスに注力していく」という話も聞き、これから伸びていく領域で仕事するのは楽しいだろうなと思いました。リクルートは技術面のレベルも高いため、自分のやりたいこと・やれることを増やしていく機会が豊富だろうという考えもありましたね。また、大企業ならではの資本力があり、技術力、業務環境も充実している一方、働く現場にはスタートアップのような熱量と勢いがあるところにも大きな魅力を感じました。さらに、多様な領域のスキルや知見を持つ人たちと連携してビジネスを実現・成功させていける環境がある。「この会社は、これまで経験できなかった新しい出会いと刺激に満ち溢れている」と感じたことも入社の大きな要因となりました。
プロダクトからビジネスに変革を起こす醍醐味。
社会に大きな影響を与える挑戦ができる。
仕事内容とミッションについて教えてください。
2018年に、飲食店の注文・調理・配膳に役立つオーダーエントリーシステム『Airレジ ハンディ』のUXデザイナーとして入社し、小さなプロジェクトを担当しながらプロダクト開発を学んでいきました。入社半年後には、飲食事業における新商品開発プロジェクトのリーダーも経験。入社4年目を迎えた現在は、飲食店における、店頭でのキャッシュレス決済をさらに加速させる新機能の開発を担当しています。この10月には、飲食店に訪れたお客様自身のスマートフォンで、座席に座ったまま注文とカード決済を同時に実施できる新たな機能をリリースしました。注文とカード決済を同時に実施できる新たな機能をリリースしました。
このプロジェクトでは、飲食事業部門とAir ビジネスツールズ事業部門、決済事業部門が連携する形で、組織横断的に動き、法務や審査などの部門の力も借りて実現に向かいました。それまでも職種や領域を超えて協力し合い、ひとつのゴールを目指す面白さを味わってきましたが、現在は関わるビジネス領域がさらに広がっています。プロジェクトに関わっている人は社内外で数百人規模にものぼり、スケールの大きな仕事の醍醐味を味わいましたし、かつ、高いスペシャリティを持つ人たちと知恵を出し合う中、より多角的なビジネス視点を学ぶことができました。何より自分が中心となって、プロダクトから新しいビジネスを構築していけたことが非常に面白かったです。
リクルートにはやりたいことに挑戦できる環境があります。私は自分にできることを増やしていくために、自ら範囲を広げて行動していった結果、現在は2つのプロダクトオーナーも兼務するようになりました。リクルートではプロダクトデザイン職だからといって、プロダクトの機能やUI/UXデザインのみに携わるわけではありません。多様な側面からプロダクトにコミットすることが求められ、プロダクトを通じてビジネスに変革を起こして行く醍醐味を味わうことができるのです。また、サービス利用者数の規模感も大きいため、社会的にも大きな影響を与えていく手応えを感じられる。スケールの大きな挑戦ができることも大きなやりがいですね。
自らの提案で『Airレジ ハンディ』の新プランを実現。
調査・検証、機能開発、プロセス設計まで手掛けた。
印象深いエピソードを教えてください。
入社半年目、オーダーエントリーシステム『Airレジ ハンディ』のペーパーレスプラン案件を手掛けた時、自ら課題の発見・提案を行い、ビジネスとして実現していく面白さを味わいました。当時の『Airレジ ハンディ』のプランは、専用のプリンターやネットワーク機器の購入に加え、アプリ設定から継続的なサポートまで標準装備されていて、お客様が安心して導入できるプランである一方、高額な初期費用が掛かるため、導入件数そのものが伸び悩んでいる状況にありました。
当初、プロダクトマネージャーから「プリンター関連の機能改善をしてほしい」との要望を受けましたが、周囲からは「そもそものプランを、プリンターを使わずに他のデバイスや新たな仕組みを用いるものに変更し、店舗における根本的な課題を解決できないか」という声も上がっていたのです。そこで、ペーパーレスで利用できるプロダクトを開発し、導入前後のサポートなども最小限にして、初期費用も押さえようと考えました。手厚いサポートがなくてもお客様が自走できる仕組みを作り込み、ペーパーレスのプランを起案しようと考えたのです。
リクルートには仕事の進め方も提案も個々に任せてくれる風土があるため、まずは飲食店における利用実態の調査からスタートし、そこからプロトタイプの開発や営業検証の実施、さらには顧客サポートのプロセス設計まで、すべて自分の手で行うことができました。幅広いビジネス領域を学べて、非常にいい経験ができたと感じます。
最初に行った利用実態の調査では、飲食店の現場の課題をしっかり理解するために、自らお客様先のお店のキッチンに立って使用感を体験。おかげで、お客様が何を求めているのかを肌で体感でき、自分の考えを裏付けることができましたね。プロトタイプの開発とテスト検証では、営業担当から紹介してもらったお客様にも協力してもらいました。チームのデザイナーや開発担当と、機能やデザインを開発してはお客様の声を聞き、それを反映してまた検証、を繰り返しました。「すぐ作って、すぐ出せる」という面白さを味わえたし、時にはチームのメンバーとお客様先の店舗へ飲みに出かけて意見を聞き、互いにアイデアを出し合う日々は、非常に刺激的で楽しかったです。
一方、営業検証では、営業担当者に協力を仰ぎ、受注率の状況や商談に掛かる時間、顧客サポートがきちんとできているかなどを検証。初期費用がネックとなって解約したお客様を紹介してもらい、自ら新プランを提案して直接反応を見ることで、顧客ニーズにマッチするか、商品として成立するのかを判断できました。また、カスタマーサクセスチームを組成した際には、他のサービスのプロダクトマネージャーやプロダクトデザインの担当者に話を聞いて、プロセス設計の手法を学ぶことができました。さらに製品版の開発では、データ分析チームや機械学習チームなどから、今後のSaaS戦略についての考え方を学びました。社内の多様な領域のスペシャリティを持つ人々の協力を得たことで、自分にはない視点を学べる刺激的な経験をさせてもらえたと感じます。このペーパーレスプランをリリースした結果、受注件数は倍増し、解約率もダウンして大きな成果を上げることができました。
高い技術力と、知見も豊富な環境で
多くを学び、成長していける。
これまでの経験を通じて、どのようなやりがいを味わいましたか。
プロダクトに対して「本当に望まれていることは何か」を考え、自ら行動し、新しいものを生み出していける環境に大きなやりがいを感じています。プロダクトデザインとしてのスペシャリティを活かしながらもその領域を超えて、チャレンジングな改革を推進していけますね。仕事を通じてできることが増え、自分の能力がどんどん伸びていく喜びを実感し、そして自分の考えたプロダクトから世の中を変えていくという、大きな達成感を味わいました。
リクルートの魅力のひとつは、各自のスペシャリティが高く、その力を借りて自分のやりたいことに挑戦できる点だと思います。自分だけではできないことを実現でき、自分のイメージしていたものよりずっと素晴らしいものを生み出せる。その面白さを今まさに体感しています。
その上、いま、会社の経営戦略としてSaaSソリューションでの日本企業の業績・生産性向上を掲げているため 、豊富な知見もあり、技術力のレベルが高い。かつ、次から次へと新しいことをやろうという社員がたくさんいるのです。それぞれの力を借り、刺激を受けながら挑戦を続けていけるこの環境は、自分の地力を鍛える修行にもなっています。一つの案件を経験するたびに見える範囲は広がり、考えられることの質も量も高まる。多様な角度から判断できる力が身につきますし、好奇心を満たしながら成長を重ねていくことができています。
新しい刺激と挑戦の機会に恵まれた環境。
よりスケールの大きなビジネスを経験していきたい。
リクルートで働く魅力と、今後の目標について教えてください。
大手企業の場合、敷かれたレールに乗るケースも少なくはないと思いますが、リクルートは常に新しい刺激と挑戦の機会に恵まれています。現場から発信していくボトムアップ文化によってさまざまなことに自由に挑戦できますし、年次やポジションに関係なく、やりたいことがある人には多くの機会を与えてくれます。また、スペシャリティを持つ人々と共に働く刺激的な日々は何よりも修行になり、技術力とビジネス力、双方を高めていくことができます。
リクルートの事業は幅広く、多様な職種・業務が存在しますが、縦割りで領域を区切られることがないので、多様な角度から新しい取り組みに携われる点も魅力です。私は入社後、ペーパーレス・プランと、飲食決済サービスのプロジェクトを立て続けに経験しましたが、それぞれの業務には“転職レベルの違い”がありました。それを1つの企業の中で経験できていること自体が稀ですし、こうした環境があるからこそ、自分の能力をどんどん高めながらキャリアの可能性を広げていけるのです。もちろん、自ら道を切り開いていく力が求められるのでプレッシャーを感じることもありますが、やりたいことを実現したい人、目的達成への突破力がある人には、非常に面白い会社だと思います。
今後はさらに規模の大きな仕事、スケールの大きなビジネスを経験していきたいです。そのためには、自らのスキル向上ももちろんですが、自分だけでは出来ないことも実現していくために、より「人と協働していける人間」になりたいと考えています。多くの人と協力し合いながら自分を成長させ、プロジェクトを任せられる人材の育成にも注力したいです。 究極的には、世の中に貢献できるビジネスを生み出すことはもちろん、それを手掛ける全ての人たちも楽しんで働けるような、そんなWin-Winの世界を実現していきたい。社会と会社、双方に良い影響を与えていける存在になりたいですね。
記載内容は取材当時のものです。