プロダクト戦略・企画(事業横断) プロダクト戦略室
HR領域プロダクト戦略部
HR領域戦略2グループ
松永 大志 Masashi Matsunaga

社会により大きな価値を生み出したい。
業務内容や風土など、成長できる環境があることも魅力。

どのような魅力と可能性を感じて、リクルートを選んだのでしょうか。

前職はECサイトを運営するメガベンチャー企業にて、プロダクトマネージャーを務めていました。業務にはやりがいを感じていたのですが、より規模の大きな事業を動かすことで社会に価値を生み出したいと考えるようになり、転職を決意。
そんななかでリクルートに興味を持った理由は、事業規模の大きさはもちろん「ビジネスを通じて、社会に価値を提供する」という点を重視する姿勢に惹かれたからです。どんな意思決定をする際も、常に全員が「それは社会のためになるのか」を突き詰めて考えているところに魅力を感じましたね。

また、成長できる環境があることも大きな決め手となりました。成長できる環境というのは、まず、上流から事業に携わり、戦略的な視点を磨く経験を積めること。次に、ボトムアップで意思決定していけること。面接の際「経営層ではなく、現場にいるマネージャーが事業の意思決定をしている」という話を聞き、ボトムアップ風土が根付いていることを感じましたね。最後に、魅力的な人々が集まっていること。専門性が高かったり周囲を巻き込む強力なパワーがあったり、とにかくリクルートには、何らかの突出した力を持っている人が本当に多い。そういう人たちと切磋琢磨しながら共に事業に携われる環境はなかなかないと感じ、入社を決意しました。

プロダクト横断の戦略を検討・推進。
ゼロから考えた戦略で大きな変化を生み出していく。

仕事内容と面白みについて教えてください。

リクルートのプロダクト戦略・企画には、特定の事業を担当するケースと横断的に事業を見るケースがあり、それぞれに違う魅力があります。前者は事業の持続的な成長を目指しており、担当事業における一番の主体者として推進するやりがいがありますね。

一方、私が所属しているプロダクト戦略室は後者の役割を担っており、複数プロダクトにおける横断戦略の検討・推進を手掛けています。大きな変化を起こし、事業を200%、300%と非連続に成長させていけるようなインパクトある戦略提案が求められているんです。
私自身は現在、HR領域における『リクルートエージェント』『リクルートダイレクトスカウト』いうプロダクトを主に担当しています。このどちらも特定領域のプロダクト戦略・企画担当者によって、すでに十分な事業成長を続けている。それに対し我々の役割は、特定領域の戦略・企画担当者が立てている中長期計画や検討事項をしっかりと理解したうえで、より伸ばせる部分や非連続な成長を遂げるための新たな指標を発見することにあるのです。

もう一つ、プロダクト戦略室の大きな特徴として「定常業務のない戦略組織」であることが挙げられます。レポート業務やモニタリングなどの業務は一切なく、戦略の検討や施策の立案に集中することができる。やるべきことが決められていないからこそ、自分の目の付け所をもとにゼロから戦略を考え、推進していくことができるんです。難易度は高いですが、超上流から横断的に事業を見つめ、事業の構造を分解しながら、どこが伸ばしどころなのか仮説を立てていくプロセスは非常に面白いですね。自分の戦略次第でケタ違いの事業成長につなげることも可能なので、スケールの大きな仕事に携わるやりがいを味わえています。

多くの関係者を巻き込み、新たな戦略を提案。
上流に携わりながらも手触り感を持って施策を推進。

これまでの経験の中で印象に残っているエピソードを教えてください。

『リクルートエージェント』で、新しい戦略を提案したことです。大規模な成果を実現できる可能性があり、大きな手応えを感じました。

『リクルートエージェント』は人材マッチングを目的としたサービスを展開しています。そのなかで求職者と企業、双方の観点から、これまで重要視していたテーマに新たな内容を加えることが重要なのではないかと考えていました。しかし「これまでの指標に沿った戦略で成果を出し続けている。新たな戦略テーマを追加するより、既存の戦略により注力すべき」という考えもあり、周囲は即座にやるべきだと確証を持てないという状況でした。

そこで、ファクトを組み合わせてまだ顕在化していない課題や成長の余地をあぶりだし、議論の土台を作ろうと考えたのです。プロダクト戦略室のメンバーと共に、HR領域の事業を横断してデータ分析を行い、求職者の具体的なサービス利用状況などを調べていきました。さらに、事業責任者から現場のマネージャー、営業チームやキャリアアドバイザーなど多様な方々にヒアリングを重ね、我々の企画を実現することでどんな未来を切り開くことができるのかを明確化していきました。
このように、プロダクト戦略室では各事業のデータを横断的に把握できますし、部署を超えてヒアリングなどの協力を求めることができます。新しいプロダクトを作る場合はエンジニアとも連携しますし、対外的な連携を検討する場合などにはリスク管理部署や法務なども巻き込んでいく。裁量が大きく活動範囲も広いからこそ、これまで見逃していた定量・定性データを組み合わせ、手触り感を持って新たな課題や事実を発見でき、事業成長のヒントを見つけていけるのです。

そのようにして集めた内容をもとに、『リクルートエージェント』の事業担当者の方々と議論を重ねていきました。議論の際には、さまざまな懸念の声や追加の検討事項が出てきましたが、諦めることなく、スピーディに必要なデータを収集して実現方法を考えていきました。そうして検討を繰り返した果て、「確かにこれは今後重要な指標となる。将来を見据えて、今から着手するべきだ」と強く実感してもらうことができたのです。今期から本件について検討を深めることが決まり、実現方法を検討しています。

この経験で、大規模な事業成長をゼロから仕掛け、周囲の人々と一緒に新しい未来を描くやりがいを実感することができました。プロダクト戦略室は、俯瞰でそれぞれの事業を見渡せる立場にあると同時に、各事業の中に入り込んで、当事者として一緒に新しい未来を描いていくことができる。議論を重ねた末に、関係者から「クオリティが高い戦略に感動した」「この戦略でカスタマーへ大きな価値を提供できる」など、感謝の声をもらえることも多くあるので、目の前の状況に屈することなくどんどん企画していくことが大事だと思っています。
この戦略が実現したら大規模な事業成長も可能であり、それによって、カスタマーに提供できる価値も拡大していくことができると考えています。社会的に意義のある戦略を生み出し、新しい価値を提供していく喜びを実感していますね。

フラットに議論できるカルチャーと最高の成長環境がある。
10年に一度の変革期に携われる醍醐味も味わえる。

リクルートで働く魅力と、今後の目標について教えてください。

リクルートの大きな魅力は、役職やバックグラウンドに関わらず、フラットに議論ができるカルチャーだと思います。誰もがピュアに事業のことを考えて、疑問があるときは遠慮なく議論し、良いアイデアに賛同する風土は素晴らしいと感じますね。
そのような風土があるからこそ、最高の成長環境があると体感しています。私のポジションは日常的に経営層や全く違う職種の方々など、多様な立場の方々と関わることができ、質と量、両方でいつも想像以上のフィードバックがもらえる。検討が甘い時は厳しい意見をもらうこともありますが、成長スピードの速さに自分自身驚いています。
加えて、現在私が携わっているHR領域は、10年に一度とも言われる変革期。今後のリクルートの根幹を成すプロジェクトに携われるため、非常にチャレンジングな環境があるんです。企業の成長の源泉にコミットしていく醍醐味を味わえています。
今後は、より新しいチャレンジを重ね、自分の視座をさらに高めていきます。そうして自分を磨き、できることの幅をどんどん広げていきたいですね。

記載内容は取材当時のものです。

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