顧客接点(旅行領域) 旅行Division
営業3部
広島・山口・岡山グループ
関 航汰 Kota Seki

成果が適切に評価され、成長意欲に
こたえてもらえる風土にひかれて入社。

転職先にリクルートを選んだ理由は?

国内の地域活性に携わる仕事をしたいという思いからです。学生時代に北海道や沖縄に行く機会がよくあり、例えば同じ沖縄でも、細分化された地域ごとに異なる文化や特徴があることを知りました。それらについて世の中にPRし、街の活性化につなげたいという思いから、新卒で旅行会社に就職しましたが、担当したのが海外営業だったため、やはり国内の地域活性に携わりたいという思いが高まり、転職先を探して出合ったのがリクルートです。リクルートを紹介してくださった先輩から言われた「成果や頑張ったプロセスをしっかりほめてもらえる環境だし、次に何をすべきか導いてくれる、スキルアップさせてくれる会社だよ」という言葉にひかれたことが、入社の決め手になりました。

宿泊施設の取り扱い額向上に向けた
業務支援策や「新しい旅のカタチ」を提案していく。

現在の仕事内容を教えてください。

旅行Divisionは、組織ミッションとして、地域の魅力を開発して需要をつくり、誘客や現地消費によってその需要にこたえることにより国内の総旅行回数の増加に取り組むことを掲げています。これらの達成に向けて、地域や宿泊施設の取り扱い額向上に向けた課題解決営業、宿泊施設の業務工数削減など業務支援事業の提案、感染症対策を施した新しい旅のカタチの提案の3つに取り組むのが、今の自分の仕事です。
具体的には、広島を拠点に、広島・岡山2県のほぼ全域にわたる約40施設に対して、「いかにして宿泊施設の取り扱い額を向上させるか」という課題から生まれてくる『じゃらんnet』『じゃらん』を通じたプロモーションや、宿の改善案といった解決策を提案しています。とくにコロナ禍である現在は、お部屋でのチェックイン、部屋食、使い捨てスリッパの使用など、宿泊施設では莫大な感染予防策が取られています。そのナレッジを全国から集めて、担当施設でも浸透するようにお手伝いをしています。さらには、感染症の流行状況に応じて、近場への旅行や感染予防策を施した旅などの「新しい旅のカタチ」を浸透させていく段階と、より広い範囲への旅行を促進する段階を見極め、観光事業者や旅行者のニーズに臨機応変に応えた上で新しい価値を提供していくのが、僕たちの役割だと感じています。

地元の魅力を再発掘し
宿泊施設の変革を通じて地域活性へ。

仕事の醍醐味ややりがいをどこに感じますか?それらを実感したエピソードとともに教えてください。

宿泊施設や地域の方々と一丸となって地域の新しい魅力を発掘し、『じゃらんnet』の宿泊プランとして販売していただいた結果、地域活性に貢献できたときがものすごくうれしいですね。
例えば、2018年に、関西拠点で担当していた兵庫県香住エリアでの仕事がその1つです。夏に生きたまま水揚げされる活イカを、新しいご当地グルメ「香住クリスタル」と名づけ、活き造りをはじめとした、施設ごとに多様な食べ方が味わえるプランを各宿泊施設に提案し『じゃらんnet』に出していただきました。結果、見た目のインパクトと限定感を早期で認知拡大させることにより徐々に人気プランに。お客さまの夏の売り上げが例年よりも上がり、香住クリスタル自体も、3年たった今も夏のご当地グルメとして成長を続けています。
兵庫県の日本海沿いに位置する香住エリアは、11月〜3月はカニが有名ですが、夏のご当地グルメに確たるものがなく、カニの時期に比べて顧客単価が大きく減ってしまうという課題がありました。このエリアの夏の魅力として海の美しさを打ち出していたのに反して、『じゃらん』『じゃらんnet』の読者アンケートでは旅先での食事を重要視しているカスタマーが多いことがわかり、注目したのが活イカでした。
当時、活イカの活き造りを提供していた宿泊施設は数えるほど。その要因や、より多くの施設で提供できる可能性の有無などについて、宿泊施設や地元の漁協さん、宿泊施設に活イカを卸している魚屋さんなどを訪ね歩いてヒアリングを重ねたところ、希少価値の高さを謳った高単価なプランをつくって販売することでクライアントの課題とカスタマーのニーズ両方に対応できることがわかりました。このプランを各宿泊施設にご提案したところ、15〜20施設が『じゃらんnet』でプランを出してくださり、香住エリアの売上増につながったわけです。
新しいご当地グルメが1つの宿泊プランとして成り立ち、少しずつ施設に浸透していき、結果として地域活性に貢献できたことには、お客さまの売上を伸ばすだけでない達成感がありました。『じゃらんnet』が持つデータだけを見て提案をするのではなく、地域の宿泊施設の方はもちろん、漁協や魚屋など地域で働かれているさまざまな方のご意見をうかがうことで、よりブラッシュアップされた地域の魅力発掘につながる。そして、その精度が高ければ高いほど影響力は広がっていき、自らのやりがいにつながることを身をもって経験しました。

現場から経営層まで、
クライアントに深く入り込んだ提案ができる。

リクルートで働く魅力をどんなところに感じていますか?

お客さまに深く入り込み、経営にかかわるさまざまな提案ができる点が、魅力の1つだと思います。私が所属する旅行Divisionの場合ですと、宿泊施設の取り扱い額をいかに向上させるかというところに対して、経営層の方々とすり合わせながら課題を抽出し、新しい宿泊プランやプロモーション戦略、業務の効率化・円滑化のための支援策、感染症対策を講じた新しい旅のカタチなど課題に応じた提案をしていく。そうしてお客さまの経営にもかかわっていけるのは、魅力でもあり責任を感じるところです。
また、社内的なところでいうと、成長欲求に対し、さまざまな挑戦の機会を提供してくれるところも魅力です。年次が上がっていくごとに、任せてもらえる仕事の量が増え、質の高さも求められますし、自分自身に成長しようという思いがあれば、それを促してくれる要素や仕事を与えてくれます。例えば、2021年春から広島の拠点に異動になり、メンバーの中で最も年次の高い社員となりました。そこで、個人の目標を追うだけでなく、ほかのメンバーの成長や、チーム・グループの業績向上にも目を向けて仕事をしたいという考えを上長に伝えたところ、メンバーの成長にかかわることやチーム・グループの業績を上げるために必要なことを考え、推進していく機会をもらえています。そうやってチャレンジさせてもらえることにもやりがいを感じます。

メンバーの成長やチームの業績に
より深くかかわっていきたい。

これから挑戦したいことを教えてください。

より難しい、責任を伴う仕事に挑戦したいですね。具体的に言うと、メンバーの成長や、チーム・グループの業績につながる役割を個人の目標に取り入れた仕事をしたいと思っています。自分がメンバーに伝える内容が正しくなければメンバーの業績が落ち、ひいてはチーム・グループの業績にもつながるので責任は大きいですが、そういった仕事にチャレンジすることでもっと成長して、メンバーとお互いを高め合い、チームやグループの業績につなげられるようになっていきたいと思っています。
マーケットに対しては、コロナが収束した後の明るい未来に向けて、新しい企画やプランを提案することを一部の施設はさせていただいています。ただ、とても難しい状況にいらっしゃる施設さまが大半ですから、今はもっぱら施設やそこに関わる方々が今生きていくための売上をいかにしてつくっていくのかというところに親身になって、取り扱い額向上というところでお役に立てるよう、責任を持ってやっていきたいという思いが強いです。

記載内容は取材当時のものです。

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