ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン

リクルートDEI基本方針

リクルートは、創業以来大切にしてきた「個の尊重」の理念のもと、
ダイバーシティ(Diversity:多様性)、エクイティ(Equity:公平性)、インクルージョン(Inclusion:包摂性)(以下、DEI)を推進しています。
私たちが考えるDEIのゴールは、「あらゆる属性、あらゆる価値観を受けとめ、生かし合う世界」。
そのファーストステップとして、ジェンダー平等の実現や障がい者雇用など、属性に着目した取り組みから着手しています。

ジェンダー平等に向けた取り組み

リクルートはDEIを加速するための重要なステップとして、グループ全体でジェンダー平等の実現に向けて取り組んでいます。

2030年度までに、リクルートグループの上級管理職・管理職・従業員、それぞれの女性比率を約50%にすることを目指します。

リクルートは男女問わず抱いていることが多い画一的なリーダーイメージ(=アンコンシャスバイアス)を壊し、多様なリーダーシップが発揮される世界を目指しています。そのために、具体的な数値目標を「あえて」掲げ、現実とありたい姿のギャップを可視化しています。 

数字で見る女性活躍の現状

  • 管理職全体:30%
  • ALL従業員:47%
  • 課長相当:36%
  • 部長相当:24%
  • エグゼクティブ相当:9%

※ 2023年3月31日時点

取り組み事例

無意識バイアス排除の仕組みづくり「管理職要件の明文化」

管理職に対する無意識バイアスを排除し、従業員一人ひとりの強みや能力に基づいて管理職候補者の選出・育成議論を行えるよう、
管理職に求める要件を明文化しました。導入した組織では、課長職候補者が女性で約1.7倍、男性で1.4倍に増加(2022年9月末時点)。
無意識バイアスを排除すると管理職候補者が多様化することが明らかになりました。2023年度からは全社的に導入しています。

女性従業員のキャリア形成支援研修「Career Cafe28」─女性社員向けのライフイベントを見据えたキャリア形成研修─

ライフイベントの影響を受けることの多い女性従業員を対象に、年代別にキャリア形成支援研修を実施しています。
自分の強みを把握し、キャリアを前倒しで構築することの重要性を外部講師から学びます。

LGBTQ+に関する取り組み

リクルートグループでは人権方針に「SOGI(性的指向・性自認)を理由とした差別や人権侵害」を行わないように努めることを明記。
SOGIに関わらず誰もが自分らしく働くことのできる職場づくりを進めています。

取り組み事例

相談窓口の設置やSOGIの理解促進を深める研修の実施といった通常施策に加え、以下に記載する取り組みを実施。
こうした取り組みは、LGBTQ+に関する取り組みを評価する「PRIDE指標」では最高評価のゴールドを6年連続で受賞するなど、
外部からも評価されています。

同性パートナーを配偶者とした福利厚生の適用

就業規則で定めている配偶者やその家族に適用される社内制度 (休暇、支援策等) を、同性パートナーにも適用しています。
市区町村発行のパートナーシップ証明がなくても申請可能です。

コミュニティの運営

2015年から従業員が有志で運営しているコミュニティ「COLORs」には、
リクルートグループで働くLGBTQ+&ALLY*の約180名(2022年12月時点)のメンバーが参加し、
懇親会やボランティア活動、外部の企業や団体との交流会などを実施しています。

障がい者雇用に関する取り組み

障がい者雇用の考え方

私たちが、創業以来大事にしている価値観は「個の尊重」です。障がいの有無に関わらず、従業員一人ひとりが尊重され、その個が生き生きと働くことを目指しています。
リクルートと特例子会社のリクルートオフィスサポート両社で障がい者雇用を推進しており、自身の状況に合わせて、より多様な働き方を選択することができます。

一人ひとりの能力を最大限発揮して働ける環境

リクルートでは、障がいの有無に関わらず、従業員一人ひとりの自律に期待し、情熱を持って業務に取り組める環境づくりに積極的に取り組んでいます。
そして、障がいのある/配慮を必要とする従業員一人ひとりとの対話を通じて、障がいによる社会的なバリアを取り除くための合理的配慮の対応を行っています。
選考や入社に関して必要な配慮のすり合わせを行う面談や、働く環境を確認できるオフィスツアーを本人の希望に応じて実施しています。
入社後は、上司との定期的な1on1(よもやま)やWill-Can-Mustシートを活用した面談など、日常的に従業員一人ひとりの状態とニーズに合った働き方について対話する機会を設けています。
所属組織の上長のほか、社内の人事や社外の専門家など第三者に相談できる体制も整えています。

社員の声

私の場合は進行性の障がいということもあり、刻々と状況が変わる中で、臨機応変に対応をしてもらえるかが、不安でした。「前例が少ない中で配慮できていない箇所もあると思うが、継続的に対話しながらできる限りの対応を一緒に考えたい」と言われたのが好印象でした。自ら必要な配慮事項を伝えて一緒に課題解決できる点が好ましく、あらゆる場面で従業員一人ひとりの「個の尊重」が垣間見えると感じていました。

マーケティング・2024年プロダクトグロースコース入社

環境・制度

  • フレキシブル休日:暦上の休日や有給休暇とは別に設けられた、目的を問わず取得する日を自分で決めることができる休日。
  • ストック休暇:年次有給休暇の未消化分を、上限40日積立できる休暇。病気や障がいに伴う通院、育児、介護などを目的として取得可能。
  • 健康に関する悩みを相談できる窓口や社内人事や社外の専門家など第三者に相談できる体制
  • 体調がすぐれない場合や、少し休みたい時に横になれる休養室を設置(一部拠点を除く)

文字起こしツール

聴覚に障がいのある従業員に対して、映像・音声データやWEB会議の自動文字起こしツールを導入しています。

オフィス環境(本社)

フリーアドレスを導入しています。また、床、廊下はフラットな造り、オフィス内の通路は広々としており、車いすでの移動もスムーズです。

車いす対応トイレ(本社)

スペースを十分確保した車いすの方が使いやすいトイレが各階にあります。扉は開閉がしやすいスライド方式です。

イベント・インターンシップ