人物写真:児谷勇紀

児谷 勇紀

PdM

知識ゼロの未経験から
大きな成果を生み出す
リーダーに

学生時代
日常と異なる経験が楽しくて海外旅行が好きだった。専攻は工学研究科化学工学で「気泡による液相中固体物質の回収」の数値シミュレーションを実施。共同研究者の関係で、ドイツでインターンに近い形で研究していた時期も。
1年目
開発ディレクターとして、高校生版『タウンワーク』アプリの新規リリースに携わる。
2年目
プロダクトデザインチームのリーダーとなり担当プロダクトのエンハンスを推進、業績をV字回復。
3年目
プロダクトマネジメントグループを兼務し、さまざまな案件に携わる。
4年目(現在) ※2020年時点
HR領域のプロダクトマネジメントグループ主務。HR領域のプロダクトデザイン等を兼務。

キャリアパス・現在の仕事内容(1)

中長期戦略を担う、プロダクトマネジメント。

現在はHR領域を担当する組織で、『ジョブオプLite』というプロダクトに携わっており、プロダクト責任者であるプロデューサーの描く戦略策定を支援しながら、PMO(プロジェクトマネジメントオフィサー)としてプロジェクト自体も動かしています。具体的には、あるプロダクトの売上を増やしたいという時に、どこの数字をどうやって上げれば売上が最大化できるか、ということをシミュレーションしたり、KPIの設計などをしています。これまでやってきた仕事とは違う領域の仕事を経験できているので、自分自身に経験値が溜まっているのを感じます。

キャリアパス・現在の仕事内容(2)

応募数をV字回復し、下期MVSを受賞。 プロダクトマネジメントグループ兼務へ。

1年目は、『タウンワーク』の高校生版アプリ開発の立ち上げメンバーにアサインされ、高校生がアルバイトを探す際、業種や働き方の法的制約が多いといったことを踏まえ、より高校生が使いやすいアプリの開発・リリースを経験しました。

2年目ではプロダクトデザインのチームリーダーを任されることに。いずれはリーダーをやりたいと思っていたのですが、思いのほか早く機会が回ってきました。ここでは、サイトをユーザーがもっと使いやすいものにしていくというのがメインの仕事で、長年このサイトからの応募数が下がり続けていたので、どうせやるならV字回復させようとチームのメンバーと取り組みました。専門的な知識は無かったのですが、ユーザー側の視点に立って「使いづらい」という点に関しては率直に意見を出すことができましたね。また、自分だけの感覚に頼らず、カスタマーへのヒアリングやアンケートなどの一次情報は徹底的に集めました。結果、UI/UXを改善することで応募者を増やすことに成功し、このおかげで下期MVS※を受賞しました。個人に与えられる賞なのですが、チームの皆に受賞させてもらったと思っています。

3年目はプロダクトの戦略を立て推進を担うプロダクトマネジメントグループに兼務という形で呼んでもらいました。ここでは、「サイトへの流入を増やす」「サイトの使い勝手を良くする」の2つの観点だけでなく、「応募数を増やす」ということを追いかける必要があり、新たにマーケティング担当との協働が必要になってくるのですが、知識がなかったため、マーケティング側の会議に出席させてもらい、彼らが何を大事に考えて仕事しているのかを勉強しながら、プロジェクトを動かしました。

※MVS(Most Valuable Staff):スタッフ部門での全社表彰

人物写真:児谷勇紀

職種ならではのおもしろさ

次々と新しい仕事に取り組めるのが楽しい。

次々と新しい仕事に挑戦させてもらっているのですが、現在のプロダクトマネジメントグループに移ってからは、これまでよりも難易度の高い今までにやったことのない仕事にチャレンジできることが楽しいと感じています。もともと学生時代に化学の研究をしていたのですが、ひとつのことを続けるのが私にはしっくりこなかったため、真逆の環境のリクルートを選びました。実際に働いてからも、「やりたい」と言ったことはやらせてもらえているので、私みたいに新しいことをやるのが好きな人にとっては良い環境だと思います。現在『ジョブオプLite』に関わらせてもらっているのも、上司に「誰もが認める大きなプロジェクトを動かしきった経験がないので、大きな案件があればやらせてほしい」と話した結果です。プロダクトマネジメントという新たな挑戦の機会を得たことで、自分の頭の使い方が変わり、これまでよりも成長していることを日々実感しています。

人物写真:児谷勇紀

大事にしていること

未経験だからこそ、生まれたスタイル。

仕事において大事にしていることは「教えてもらったことをやりきる」ことと「リーダーとして周りを頼る」ことです。これはまさに、自分が知識ゼロの未経験だったことから生まれたスタイルです。「教えてもらったことをやりきる」というのは、本当に色々な人にわからないことを教えてもらったので、時間・労力を割いてもらった分を返さないといけないという想いから。「リーダーとして周りを頼る」のは、チームを任された当初からメンバーの方がスキル・経験が高かったので、素直に頼ったというところです。専門的なスキルではメンバーに敵わないので、チームのコミュニケーションづくりには力を入れていました。

それまでは、リーダーの決裁権限が強いことに違和感を覚えていたので、チーム全員で方向性を決めるため、合議制にして全員を巻き込むようにしました。1人が物事を決める組織だと縦のつながりは強くなるけど、横のつながりは弱くなると思っており、横のつながりが強くなればチームの一員としてより入りやすいですし、コミュニケーションも活発になるかなと感じていました。会話をする上では、皆が均等に発言できるように色々な人に話を振っていましたね。話す人と話さない人の差というのは、話に集中していないなどももちろんあるかもしれないですが、自信がないとか私がこんなこと言っていいのかしらといった不安を持っているところにあると思っています。自分自身が1年目のときに「僕が発言していいのか。変なことを言ってるかもしれない」という気持ちがあったので、発言量の差はすごく気を付けていました。あとになって、そうしているよねと周りの人に言われて気づいたので、実は自分では無自覚でやっていたのですが、結果、全員で施策を練ることができてアウトプットの質も向上しました。

リクルートらしい「機会」

組織の枠組みを越えて、自らの意思で複数のプロジェクトに参画。

現在、HR領域では中長期でこれまでにないユーザー体験を提供していくための、プロダクトの垣根を越えた検討が進行しています。他に類を見ない大型プロジェクトにおいて、私は複数のサブプロジェクトを兼務しており、経験がない分野にも果敢に挑戦できているところがリクルートらしい機会だと感じていますね。

きっかけは、このプロジェクトがはじまった当初、商品変更を検討する私の役割が、思ったよりも限定的だったこと。せっかくの大型プロジェクトで、役割が限られているのはもったいないと思い、自主的に他の役割を担うユニットの会議に顔を出し、私の知見で力になれることがあれば意見を出し、アウトプットを手伝っていました。自組織の仕事でもなければ、与えられたミッションでもなかったのですが、そうした自由な動きを応援して受け入れてくれるのが、リクルートのカルチャー。他組織のマネジャーが「じゃあ一緒にやろう」と、システムまわりの検討などへの正式な参画を承認してくれ、今では自らのミッションとして取り組んでいます。

もちろん、これまでに経験のない分野を手掛けることは一筋縄ではいきませんし、複数のプロジェクトが同時並行で動くのは実に目まぐるしいです。でも、私は自分の役割が限定されているよりも、どんどん広がっていく方が楽しい。指標や基準がないところから進むべき方向性を検討し、多様なステークホルダーと合意形成を図るのは至難の業ですが、それを乗り越えたら今よりももっと良いプロダクトを世の中に提供できると信じて突き進んでいます。

機会を得るための「マイルール」

落ちているボールはすべて拾うつもりで、首を突っ込む。

プロダクトマネジメントの仕事は、もともとプロダクト全体を統括する役割のため、「落ちているボールを見過ごさず、すべて拾う」という動きが大切。気になっていることがあれば、率先して声を上げ、手を出すようにしてきました。

すると、徐々に自分の守備範囲が広がっていき、次第に自分から声をかけなくても周囲から仕事が舞い込んでくる感覚があります。これは、入社1年目に私のメンターだった先輩からも言われたこと。Webがまったく分からない状態で入社し、即戦力で活躍する同期と自分を比較して焦っていた私に、「『〇〇といえば児谷』と言われるような何かを見つけたら、向こうから機会がやってくるようになるよ」とアドバイスしてくれたことがありました。

それ以来、私は日頃からアンテナを張り、新しい役割を見つけてチャレンジするようにしています。もちろん多忙を極めているときに新たな機会がやってくることもありますが、そのときは自分一人で抱え込まずに周囲を頼り、業務を整理したり仲間を増やしたりしながら一歩踏み出すこともできる。孤独に挑戦を続けるのではなく挑戦に貪欲な仲間たちがいるからこそ、多様な機会を諦めずに進み続けられるのだと思います。

リクルート流「週休“約”3日制」の過ごし方

応援しているJリーグチームの試合観戦をしに、地方のスタジアムへ行くことが多いです。連続で休みを取得することもできるので、試合前後の日程も休みを取って、そのまま地方を観光することも楽しみの一つです!

MY FAVORITE:

ノートの写真です。

学生時代から使い慣れた
方眼ノート

ノートの写真です。

業務の記録用として使用。文章を書き込む際はもちろん、ちょっとした図を描いたりするのにも便利なアイテム。学生の時から現在に至るまで愛用し続けています。

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