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大学生活の充実度には、中学・高校での経験で培われた基礎力が影響していた!

リーダーシップ , 人材活用 , 多様性 , 教育

文:堀 有吾 イラスト:Chiyun yeh

近年、大学を途中で退学する学生が増えている。一年間の退学者数は8万人にもなり、これは日本の全大学生の約3%を占める。(平成24年度:文科省調べ)

この中途退学者のうち、約20%の学生は経済的な理由で退学を余儀なくされている。その一方、「大学にうまく馴染めない」、「やりがいが見つけられない」という理由を挙げる学生も多い。退学者が増えれば企業が必要とする大学新卒者の数も減ってしまう。少子化が進む日本社会において、この現象は解決が急がれる社会問題と言える。

リクルートワークス研究所では、大学に適応できない学生の背景を探るため、大学1年生に対してアンケート調査を実施し、結果をレポートにまとめた。レポートでは充実した大学生活を送る学生はコミュニケーション能力や課題解決力などからなる基礎力が高い傾向にあることが紹介されている。

大学生活の充実度には、中学・高校での経験で培われた基礎力が影響していた!

それぞれのライフステージで段階ごとに基礎力を高めることが大切

一人ひとりの学生が能力を発揮し、社会人として活躍していくためには大学での出会いや学びが大切な土壌になる。その大学生活が充実している人は、大学入学時の基礎力が高いとレポートは報告している。裏を返すと、大学の中途退学者が増えている背景には、中学、高校で基礎力を養う経験を得られない学生が増加していることを物語っている。

基礎力は、どんな仕事をするうえでも必要になる能力だ。充実した大学生活を送ることができた人の基礎力はさらに高まっている。小学校、中学校、高校と段階的に基礎力を獲得していくことの重要性がこのレポートから読み取ることができる。それぞれのライフステージで、段階ごとに基礎力を高めることが大切だということが言えよう。

対象者:首都圏・関西圏の4校(国立大学1校と中堅私立大学3校)に通う大学1年生男女
N=302
調査時期:第1回(2016年4月)、第2回(2016年7月)

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