中国における日系企業の求人動向レポート:2018年6月
株式会社リクルートホールディングスのグループ会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を行う現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする6月の求人動向をまとめました。
※リクルートグループは、RGF International Recruitment Holdings Limited(本社:香港、Chairman:葛原孝司)を通じて、中国をはじめとする11の国と地域、26都市で人材紹介事業を行っています。RGF HR Agentは日系企業・現地企業・多国籍企業を対象とした人材紹介事業のブランドです。
中国大陸における日系企業の求人動向
業界別月間求人案件数の増減率推移
月間求人案件総数の推移
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
6月の求人案件数は前年同月比12%減少 半導体、産業機械、電池関連企業の求人が堅調に推移
総経理
橘 宏喜 (たちばな ひろき)
当社で取り扱う6月の求人案件数は、前年同月比12%減の775件。中国の祝日により営業日が2日少なかったことが減少の主な原因であり、この影響を除くと、堅調なトレンドに変わりはない。
上期(1-6月)の求人案件数は前年同期比5%増の4,927件となった。
業界別の傾向では、先月に引き続き、 IoT化に伴う半導体の世界的な需要増、工場自動化による産業機械投資の高まり、そして自動車EV化の流れに伴った自動車向け電池関連企業の求人増加のトレンドが続いている。
一方、今後の懸念材料としては米中貿易摩擦が挙げられる。現時点での影響はないものの、商社、貿易業界、堅調だった半導体業界を中心に今後の動きは注視する必要があると考えている。仮に今後米中の対立で先行き不透明感が増してくると、上記業界のみならず、中国での求人募集に対して慎重になっていく可能性があるだろう。
リクルートグループのアジアにおける人材紹介事業について
- リクルートグループは、中国・東南アジア・インドにおいて、RGF Executive Search、 RGF Professional Recruitment、RGF HR Agentの3つのブランドで人材紹介事業を行っています。
- 2006年の中国進出以来、進出地域の拡大や、CDS(日本)、Bó Lè Associates(中国)、 BRecruit(中国)、NuGrid Consulting India(インド)の買収を通じ、アジアの11の国と地域、26都市、45拠点で事業を展開しています。
- 日系企業のみならず多国籍企業や現地企業への人材紹介事業を通じて、企業の正社員採用・求職者の転職を支援しています。
- 若手社員、専門職人材、管理職層、経営幹部人材など幅広い人材層、あらゆる業界・職種に対応した人材紹介サービスを提供しています。
日系人材紹介会社最大規模の拠点網 11の国と地域、26都市、45拠点
日本、中国大陸、香港、台湾、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ
幅広い人材層に対応:若手から経営幹部まで 日系企業のみならず多国籍企業・現地企業にもサービス提供
日系企業にとどまらず、多国籍企業や現地企業に対して、経営幹部の採用サポート、若手~中堅のミドルマネジメントの転職支援など、幅広い層の採用を支援するサービスを提供しています。