中国における日系企業の求人動向レポート:2018年10月
株式会社リクルートホールディングスのグループ会社である、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を行う現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする10月の求人動向をまとめました。
※リクルートグループは、RGF International Recruitment Holdings Limited(本社:香港、Chairman:葛原孝司)を通じて、中国をはじめとする11の国と地域、26都市で人材紹介事業を行っています。RGF HR Agentは日系企業・現地企業・多国籍企業を対象とした人材紹介事業のブランドです。
中国大陸における日系企業の求人動向
業界別月間求人案件数の増減率推移
月間求人案件総数の推移
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
10月の求人案件数は前年同月比5%増。自動車関連企業の人員需要堅調で、広州・天津の求人案件数が増加
当社で取り扱う10月の求人案件数は、前年同月比5%増の677件。9月は日系企業の米中貿易摩擦への懸念から求人需要が一時低下したが、10月は前年同月比5%増に回復し、11月も現時点において、前年同月比横ばい傾向で推移している。現段階では米中貿易摩擦の実体経済に対する影響が限定的であり、企業の懸念が和らいできたことが一つの要因とみられる。
業種別には、自動車関連企業の求人が伸び、製造および商社/貿易の求人案件数を押し上げ、全体の求人案件数の増加につながった。地域別にみても、自動車関連企業の進出が多い広州、天津の求人案件数が前年同月より増加している。今年の中国の新車販売台数は前年を下回る可能性が高いが、その中で日系メーカーは健闘を続けていることから、業界の人員需要は堅調。また、来年から始まる予定の新エネルギー車規制を踏まえての動きか、車載電子部品や半導体部品など電装品関連会社の募集も目立った。
リクルートグループのアジアにおける人材紹介事業について
- リクルートグループは、中国・東南アジア・インドにおいて、RGF Executive Search、 RGF Professional Recruitment、RGF HR Agentの3つのブランドで人材紹介事業を行っています。
- 2006年の中国進出以来、進出地域の拡大や、CDS(日本)、Bó Lè Associates(中国)、 BRecruit(中国)、NuGrid Consulting India(インド)の買収を通じ、アジアの11の国と地域、26都市、45拠点で事業を展開しています。
- 日系企業のみならず多国籍企業や現地企業への人材紹介事業を通じて、企業の正社員採用・求職者の転職を支援しています。
- 若手社員、専門職人材、管理職層、経営幹部人材など幅広い人材層、あらゆる業界・職種に対応した人材紹介サービスを提供しています。
日系人材紹介会社最大規模の拠点網 11の国と地域、26都市、45拠点
日本、中国大陸、香港、台湾、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ
幅広い人材層に対応:若手から経営幹部まで 日系企業のみならず多国籍企業・現地企業にもサービス提供
日系企業にとどまらず、多国籍企業や現地企業に対して、経営幹部の採用サポート、若手~中堅のミドルマネジメントの転職支援など、幅広い層の採用を支援するサービスを提供しています。