中国における日系企業の求人動向レポート:2018年11月
株式会社リクルートホールディングスのグループ会社である、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を行う現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、11月の求人動向をまとめました。
※リクルートグループは、RGF International Recruitment Holdings Limited(本社:香港、Chairman:葛原孝司)を通じて、中国をはじめとする11の国と地域、26都市で人材紹介事業を行っています。RGF HR Agentは日系企業・現地企業・多国籍企業を対象とした人材紹介事業のブランドです。
中国大陸における日系企業の求人動向
業界別月間求人案件数の増減率推移
月間求人案件総数の推移
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
11月の求人案件数は前年同月比5%減。中国経済減速懸念は増すも、求人案件数は例年と比べほぼ横ばい。
当社で取り扱う11月の求人案件数は、前年同月比5%減の747件。前年同月比だと5%減ではあるものの、2012年から7年間の11月求人案件数の平均(740件)と比較して、一定の水準を維持。依然として米中貿易摩擦の影響による、中国経済の減速懸念は増しつつあるが、いまのところ日系企業の求人において、大きな変動はおきていない。
11月単月の状況を業界別にみると、前年同月比で工場設備・機械関連の日系企業の求人案件数が減少している。前年同月は中国企業の工場設備に対する積極的な投資がみられていたが、今年は米中貿易摩擦の影響もあり、工場設備を提供している日系企業の受注が鈍化している模様だ。一方、電池関連企業については昨年よりも新エネルギー車販売の増加が要因となり求人案件数がやや増加している。また地域別にみると、電子部品関連会社が集積する広東省の深センでは求人案件数が減少。今年に入ってから、中国におけるスマートフォンの出荷台数が伸び悩んでおり、求人件数減の一因とみられる。
リクルートグループのアジアにおける人材紹介事業について
- リクルートグループは、中国・東南アジア・インドにおいて、RGF Executive Search、 RGF Professional Recruitment、RGF HR Agentの3つのブランドで人材紹介事業を行っています。
- 2006年の中国進出以来、進出地域の拡大や、CDS(日本)、Bó Lè Associates(中国)、 BRecruit(中国)、NuGrid Consulting India(インド)の買収を通じ、アジアの11の国と地域、26都市、45拠点で事業を展開しています。
- 日系企業のみならず多国籍企業や現地企業への人材紹介事業を通じて、企業の正社員採用・求職者の転職を支援しています。
- 若手社員、専門職人材、管理職層、経営幹部人材など幅広い人材層、あらゆる業界・職種に対応した人材紹介サービスを提供しています。
日系人材紹介会社最大規模の拠点網 11の国と地域、26都市、45拠点
日本、中国大陸、香港、台湾、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ
幅広い人材層に対応:若手から経営幹部まで 日系企業のみならず多国籍企業・現地企業にもサービス提供
日系企業にとどまらず、多国籍企業や現地企業に対して、経営幹部の採用サポート、若手~中堅のミドルマネジメントの転職支援など、幅広い層の採用を支援するサービスを提供しています。