中国における日系企業の求人動向レポート:2019年4月
株式会社リクルートホールディングスのグループ会社である、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を行う現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:木村秀之)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする4月の求人動向をまとめました。
※リクルートグループは、RGF International Recruitment Holdings Limited(本社:香港、CEO:中重宏基)を通じて、中国をはじめとする11の国と地域、26都市で人材紹介事業を行っています。RGF HR Agentは日系企業・現地企業・多国籍企業を対象とした人材紹介事業のブランドです。
中国大陸における日系企業の求人動向
業界別月間求人案件数の増減率推移
月間求人案件総数の推移
RGF HR Agent 中国 総経理 木村秀之のコメント
4月の求人案件数は前年同月比4%減 安定維持も、貿易問題で先行き不透明感は拡大
当社で取り扱う4月の求人案件数は、前年同月比4%減の803件。半導体業界や設備業界の好況で勢いのあった前年の水準には及ばなかったが、前々年同月比で増加していることからみても、日系企業の求人需要は安定していると言える。足下5月、そして6月の求人案件数も前年同月比ではマイナス、前々年同月比ではプラスという基調で推移していくとみているが、米中貿易問題が妥結をみなかったことは懸念材料として挙げられる。貿易問題が中国の景気にどの程度影響するのか見通しにくい中で、企業の投資判断はより一層難しくなり、人的投資に対する意欲も下ぶれする可能性が残る。
4月の求人案件数を地域別にみると、多くの都市が前年同月比横ばい、または減少だった一方で、日系自動車関連会社が多数進出している広州、深センの広東2都市は前年同月比で増加していた。厳冬の中国自動車市場で日系自動車は着実に販売台数を伸ばしており、広東地域の人員需要も堅調さが光る。
リクルートグループのアジアにおける人材紹介事業について
- リクルートグループは、中国・東南アジア・インドにおいて、RGF Executive Search、 RGF Professional Recruitment、RGF HR Agentの3つのブランドで人材紹介事業を行っています。
- 2006年の中国進出以来、進出地域の拡大や、CDS(日本)、Bó Lè Associates(中国)、 BRecruit(中国)、NuGrid Consulting India(インド)の買収を通じ、アジアの11の国と地域、26都市、45拠点で事業を展開しています。
- 日系企業のみならず多国籍企業や現地企業への人材紹介事業を通じて、企業の正社員採用・求職者の転職を支援しています。
- 若手社員、専門職人材、管理職層、経営幹部人材など幅広い人材層、あらゆる業界・職種に対応した人材紹介サービスを提供しています。
日系人材紹介会社最大規模の拠点網 11の国と地域、26都市、45拠点
日本、中国大陸、香港、台湾、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ
幅広い人材層に対応:若手から経営幹部まで 日系企業のみならず多国籍企業・現地企業にもサービス提供
日系企業にとどまらず、多国籍企業や現地企業に対して、経営幹部の採用サポート、若手~中堅のミドルマネジメントの転職支援など、幅広い層の採用を支援するサービスを提供しています。