仮想通貨の決済処理能力を向上するライトニングネットワーク対応ウォレットを提供するBreezへ出資
2019年06月10日
株式会社リクルート
企業・経営
株式会社リクルートホールディングスの中間持ち株会社である株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘、以下リクルート)は、投資子会社である合同会社RSPファンド6号を通じ、仮想通貨の決済処理能力を向上するライトニングネットワーク対応のウォレットを提供するBreez Development Ltd.(ブリーズ、本社:イスラエル、CEO:Roy Sheinfeld、以下Breez)への出資を行いました。
1.背景と目的
今日、仮想通貨は国際送金をはじめ幅広い用途での利用が促進されている一方で、仮想通貨自体を維持するために膨大な電力消費を伴うことや、限定的な決済処理能力といった課題がありました。
2.Breez Development Ltd.への出資について
Breezが開発する仮想通貨用のウォレットは、ライトニングネットワークと呼ばれるブロックチェーンの機能を拡充する仕組みを活用し、日常的な少額決済の高速処理を可能にします。通常、ブロックチェーン上で取引が承認されるまでに10分以上かかるものを、1秒以内に安全に処理できます。また、マイニングを最小限に抑えられるため、消費電力コストと決済手数料を抑制することが可能です。
同社はライトニングネットワークに必要なシステムを自社で開発・提供しており、ユーザーはアプリをスマートデバイスにインストールするだけで利用可能です。また、店舗向けのPOSシステムも開発・提供しており、仮想通貨決済の導入を促進します。
リクルートは今回の出資を通じて、同サービスの品質向上ならびに利用拡大をサポートしていきます。
(1) | 商号 | Breez Development Ltd. |
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(2) | 代表者 | Roy Sheinfeld |
(3) | 所在地 | 89 Mishmar Hayarden St. Tel-Aviv Israel |
(4) | 設立 | 2018年5月 |
(5) | 主な事業内容 | 仮想通貨のライトニングネットワーク対応ウォレットの開発・提供 |
(6) | Webサイト | https://breez.technology/ |
3.合同会社RSPファンド6号について
同ファンドは、リクルートグループの新領域事業の創出を視野に入れた、新テクノロジー・新ビジネスモデルの発掘及び事業機会の獲得を目指します。
(1) | 商号 | 合同会社RSPファンド6号 |
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(2) | 代表者 | 村井宏行 |
(3) | 所在地 | 東京都中央区銀座8-4-17 |
(4) | 設立 | 2014年11月12日 |
(5) | 主な事業内容 | 投資育成事業・ベンチャーキャピタル事業 |