2024.11.21飲食
外食店の「ダイナミックプライシング」実施店の認知率は57.0% 同じメニューが時間帯や立地等で価格が変わることに「納得できる」54.3%が、「納得できない」18.3%を上回る
(c) Recruit Co., Ltd.
飲食
株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2021年9月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2021年9月の外食市場規模は1350億円(前年同月比 -870億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模は前年同月比60.8%、2019年比ではマイナス幅が減少
「ファストフード」の市場規模が前年比プラスに
1.外食市場規模は前年同月比60.8%、2019年比42.6%。2019年比は前月よりマイナス幅縮小
2.主要16業態では「ファストフード」のみ前年比プラス。飲酒主体業態の市場規模は前年比28.0%
2021年9月の外食市場規模は、3圏域合計で1350億円。前年同月比(以下、前年比)は-870億円。市場規模は4カ月連続して前年比がマイナスで、マイナス幅は前月(前年同月比-706億円)より拡大したが、コロナ禍前の2019年9月比では42.6%と8月(2019年比40.1%)よりはマイナス幅が縮小した。9月は後半にかけて新規感染者数が減少し、緊急事態宣言の解除が決まったが、3圏域では雨の日が多く、台風の影響もあったと思われ、市場回復への影響は限定的だったと考えられる。食事主体業態・計(前年比71.2%)、飲酒主体業態・計(同28.0%)、軽食主体業態・計(同88.9%)いずれも市場規模の前年比がマイナスで、特に飲酒主体業態では2019年同月比が17.0%とマイナス幅が大きい。主要16業態では「ファストフード」が前年比108.1%と唯一、市場規模が前年比プラスに転じた。
● 2021年9月の外食(※1)実施率は 46.5% (前月比増減 -1.2pt、前年比増減 -13.9pt)
● 2021年9月の外食頻度(※2)は 3.23回/月 (前月比増減 -0.17回、前年比増減 -0.40回)
● 2021年9月の外食単価は 2,222円 (前月比増減 +97円、前年比増減 -258円)
● 2021年9月の外食市場規模(※3)は 1350億円 (前月比増減 -45億円、前年比増減 -870億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2020年4月から2021年3月までH30年人口推計、2021年4月からR1年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.7%、首都圏:-0.4%、関西圏:-1.3%、東海圏:-0.7%
● 外食実施率は、首都圏:45.3%(前年比増減 -13.8pt)、関西圏:46.2%(同 -15.2pt)、東海圏:51.2%(同 -12.8pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.39回/月(前年比増減 -0.39回)、関西圏:3.09回/月(同 -0.51回)、東海圏:2.92回/月(同 -0.24回)
● 外食単価は、首都圏:2,211円(前年比増減 -348円)、関西圏:2,444円(同 -70円)、東海圏:1,886円(同 -196円)
● 外食市場規模は、首都圏:792億円(前年比増減 -547億円)、関西圏:384億円(同 -235億円)、東海圏:174億円(同 -88億円)
● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 -295億円)、「和食料理店」(同 -129億円)等主要16業態中15業態で前年を下回った。「ファストフード」(同+2億円)のみ、市場規模が前年比108.1%と前年実績超え。
● 「居酒屋」(延べ回数 -828万回、単価 -159円)、「和食料理店」(延べ回数 -223万回、単価 -569円)等は延べ回数・単価ともに前年比で減少した。
本件の詳細をこちらより御覧ください
関連するプレスリリース