2024.11.21飲食
外食店の「ダイナミックプライシング」実施店の認知率は57.0% 同じメニューが時間帯や立地等で価格が変わることに「納得できる」54.3%が、「納得できない」18.3%を上回る
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株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2023年1月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2023年1月の外食市場規模は2605億円(前年同月比 +598億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模はコロナ禍前比(2019年1月比)80.4%で回復傾向
単価は15カ月連続前年超え、主要16業態は延べ回数・単価とも前年超え
1. 外食市場規模は14カ月連続で前年比プラス。2019年同月比は80.4%で前月(同74.6%)を上回る
2. 単価は15カ月連続で前年超え、主要16業態では全業態が延べ外食回数・単価ともに前年超え
2023年1月の外食市場規模は、3圏域合計で2605億円。前年同月比(以下、前年比)は+598億円(129.8%)と14カ月連続の前年比プラスであった。当月の外食市場は新型コロナウイルスの感染第8波が月後半にかけてピークアウトし、前年比の増加額や伸び率は前月(2022年12月)を上回り、回復傾向となった。市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比)も80.4%と前月の同74.6%を上回った。外食単価は15カ月連続で前年を上回り、延べ外食回数もコロナ禍前比で前月からマイナス幅が縮小した。市場規模の食事主体業態・計は前年比122.8%(前月105.2%)、飲酒主体業態・計は同158.3%(同113.2%)、軽食主体業態・計は同106.0%(同109.0%)と、特に飲酒主体業態の回復が顕著である。主要16業態の全てで延べ外食回数・単価ともに前年を上回り、2019年比では「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」(108.8%)「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(100.3%)が市場規模のコロナ禍前水準を上回った。
● 2023年1月の外食(※1)実施率は 64.1% (前月比増減 -2.3pt、前年比増減 +7.8pt)
● 2023年1月の外食頻度(※2)は 3.70回/月 (前月比増減 -0.02回、前年比増減 +0.16回)
● 2023年1月の外食単価は 2,756円 (前月比増減 -307円、前年比増減 +267円)
● 2023年1月の外食市場規模(※3)は 2605億円 (前月比増減 -410億円、前年比増減 +598億円)
※1 ※2 ※3 P10参照
● 外食実施率は、首都圏:63.2%(前年比増減 +8.5pt)、関西圏:64.0%(同 +5.8pt)、東海圏:67.8%(同 +8.4pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.83回/月(前年比増減 +0.10回)、関西圏:3.70回/月(同 +0.34回)、東海圏:3.25回/月(同 +0.10回)
● 外食単価は、首都圏:2,838円(前年比増減 +382円)、関西圏:2,795円(同 +119円)、東海圏:2,337円(同 +61円)
● 外食市場規模は、首都圏:1583億円(前年比増減 +414億円)、関西圏:713億円(同 +137億円)、東海圏:310億円(同 +48億円)
● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 +183億円)、「和食料理店」(同 +66億円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同 +66億円)等主要16業態全てで前年を上回った。
● 「居酒屋」(延べ回数 +427万回、単価 +227円)、「和食料理店」(延べ回数 +99万回、単価 +270円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(延べ回数 +108万回、単価 +339円)等、主要業態全てで延べ回数・単価ともに前年比で増加した。
●調査目的 首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食市場規模を把握することを目的に実施。
また、業態別の市場規模や、性年代・居住区域別の外食の実態を明らかにすることも目的とした。
●調査対象 首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏:90分圏、関西圏:80分圏、東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
●調査方法 インターネットによる調査
●割付の設定 本調査では、回答者の偏りをできるだけなくすために、性別2区分×年代別5区分(20代/ 30代/ 40代/ 50代/ 60代)×地域25区分=250区分で割付を行って回収した。
●集計方法 本調査結果はR2年国勢調査人口に基づいて性別2区分×年代別5区分×地域25区分=250区分でウェイトバック集計を行っている。
※22年度は、市町村別性年代別のR2年国勢調査人口を使用して計算
■事前調査
①本調査の協力者を募集するために実施。
■本調査
①調査目的 対象月間の夕方意向の外食・中食内容を知るために実施。
②調査時期:2023年2月1日(水)~2月9日(木)
③配信数:12,725件
⑤回収数 9,863件(回収率77.5%)
⑥有効回答数 9,860件
調査機関:(株)アール・ピー・アイ
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