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外食市場調査(2023年4月度)

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2023年4月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況
2023年4月の外食市場規模は2696億円(前年同月比 +236億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模はコロナ禍前比(2019年4月比)78.7%。3カ月ぶりに回復傾向
単価は18カ月連続前年超え、延べ外食回数も19年比75.4%まで回復

今月のポイント

1. 外食市場規模は17カ月連続で前年比プラス。2019年同月比は78.7%で前月(同74.0%)を上回る
2. 単価は18カ月連続で前年超え。延べ外食回数の2019年同月比(75.4%)は3カ月ぶりに回復
2023年4月の外食市場規模は、3圏域合計で2696億円。前年同月比(以下、前年比)は109.6%(+236億円)と17カ月連続の前年実績超えであった。市場規模の19年比は78.7%で前月の同74.0%を上回った。外食単価は18カ月連続で前年を上回り、19年比でも104.4%と高い伸び率。外食実施率の19年比(87.0%)、外食頻度の19年比(90.0%)ともに前月よりマイナス幅が縮小したことで、延べ外食回数の19年比(75.4%)が3カ月ぶりに回復傾向となり、市場規模の19年比改善につながった。圏域別には、首都圏が19年比で80.4%と、市場規模の回復傾向をけん引した。市場規模の食事主体業態・計は前年比112.7%(19年比86.1%)、飲酒主体業態・計は同108.7%(同68.8%)、軽食主体業態・計は同85.1%(同74.8%)で、いずれの業態も前月より、前年比では後退し、19年比では回復傾向となった。主要16業態中では15業態で市場規模が前年を上回り、12業態では延べ外食回数・単価ともに前年を上回った。2019年比では「アジアン料理」(103.0%)がコロナ禍前の市場規模を上回った。

3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)

● 2023年4月の外食(※1)実施率は 66.6% (前月比増減 +1.3pt、前年比増減 +2.2pt)
● 2023年4月の外食頻度(※2)は 3.77回/月 (前月比増減 +0.04回、前年比増減 +0.05回)
● 2023年4月の外食単価は 2,718円 (前月比増減 -83円、前年比増減 +139円)
● 2023年4月の外食市場規模(※3)は 2696億円 (前月比増減 -19億円、前年比増減 +236億円)
※1 ※2 ※3 PDFファイルP10参照

圏域別

● 外食実施率は、首都圏:66.2%(前年比増減 +2.1pt)、関西圏:66.9%(同 +2.6pt)、東海圏:67.4%(同 +1.7pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.91回/月(前年比増減 +0.03回)、関西圏:3.76回/月(同 +0.21回)、東海圏:3.23回/月(同 -0.22回)
● 外食単価は、首都圏:2,837円(前年比増減 +154円)、関西圏:2,624円(同 +26円)、東海圏:2,365円(同 +254円)
● 外食市場規模は、首都圏:1684億円(前年比増減 +150億円)、関西圏:704億円(同 +66億円)、東海圏:307億円(同 +19億円)

業態別(3圏域計)

● 業態別の市場規模は、「和食料理店」(前年比増減 +63億円)、「居酒屋」(同 +47億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同 +45億円)等16業態中15業態で前年を上回った。
● 「和食料理店」(延べ回数 +110万回、単価 +193円)、「居酒屋」(延べ回数 +29万回、単価 +253円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。

調査概要

●調査目的    首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食市場規模を把握することを目的に実施。
また、業態別の市場規模や、性年代・居住区域別の外食の実態を明らかにすることも目的とした。
●調査対象    首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏:90分圏、関西圏:80分圏、東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
●調査方法     インターネットによる調査
●割付の設定    本調査では、回答者の偏りをできるだけなくすために、性別2区分×年代別5区分(20代/ 30代/ 40代/ 50代/ 60代)×地域25区分=250区分で割付を行って回収した。
●集計方法    本調査結果はR2年国勢調査人口に基づいて性別2区分×年代別5区分×地域25区分=250区分でウェイトバック集計を行っている。
※22年度は、市町村別性年代別のR2年国勢調査人口を使用して計算
■事前調査      
①本調査の協力者を募集するために実施。    
■本調査     
①調査目的 対象月間の夕方意向の外食・中食内容を知るために実施。  
②調査時期:2023年5月1日(月)~5月11日(木)   
③配信数:12,735件  
⑤回収数 9,728件(回収率76.4%)   
⑥有効回答数 9,608件
調査機関:(株)アール・ピー・アイ

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