2024.11.21飲食
外食店の「ダイナミックプライシング」実施店の認知率は57.0% 同じメニューが時間帯や立地等で価格が変わることに「納得できる」54.3%が、「納得できない」18.3%を上回る
(c) Recruit Co., Ltd.
飲食
株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2023年6月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
1. 外食市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比)は79.6%で前月(84.0%)からやや後退
2. 外食単価は20カ月連続で前年超えの2,818円(前年比107.8%)。6月としては過去最高額
2023年6月の外食市場規模は、3圏域合計で2659億円。前年同月比(以下、前年比)は+368億円と19カ月連続して前年実績を上回った。市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比、以下19年比)は79.6%で、前月の同84.0%からはやや後退。外食単価は2,818円で2013年の調査開始以来、6月としては過去最高額。20カ月連続で前年を上回り、19年比では109.8%と高い伸び率であった。一方、外食実施率の19年比(87.3%)、外食頻度の19年比(86.3%)ともに前月よりマイナス幅が拡大しており、延べ外食回数の19年比(72.5%)が3カ月ぶりのマイナス幅拡大につながった。市場規模の食事主体業態・計は前年比111.5%(19年比86.4%)、飲酒主体業態・計は同130.9%(同69.9%)、軽食主体業態・計は同116.1%(同69.4%)でいずれも前年比は拡大傾向だが、19年比では、マイナス幅が大きくなっている。主要16業態中では14業態で市場規模が前年を上回り、11業態では延べ外食回数・単価ともに前年を上回った。19年比では「アジアン料理店」(110.2%)、「中華料理店」(102.5%)がコロナ禍前の市場規模を上回った。
● 2023年6月の外食(※1)実施率は 66.2% (前月比増減 -1.3pt、前年比増減 +3.9pt)
● 2023年6月の外食頻度(※2)は 3.61回/月 (前月比増減 -0.21回、前年比増減 +0.08回)
● 2023年6月の外食単価は 2,818円 (前月比増減 +156円、前年比増減 +205円)
● 2023年6月の外食市場規模(※3)は 2659億円 (前月比増減 -60億円、前年比増減 +368億円)
※1 ※2 ※3 P10参照
● 外食実施率は、首都圏:65.6%(前年比増減 +4.8pt)、関西圏:66.8%(同 +2.5pt)、東海圏:67.2%(同 +2.3pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.74回/月(前年比増減 +0.05回)、関西圏:3.59回/月(同 +0.19回)、東海圏:3.12回/月(同 -0.08回)
● 外食単価は、首都圏:2,980円(前年比増減 +192円)、関西圏:2,700円(同 +207円)、東海圏:2,332円(同 +216円)
● 外食市場規模は、首都圏:1676億円(前年比増減 +236億円)、関西圏:691億円(同 +105億円)、東海圏:292億円(同 +28億円)
● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 +132億円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同 +43億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同 +35億円)等16業態中14業態で前年を上回った。
● 「居酒屋」(延べ回数 +342万回、単価 +30円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(延べ回数 +70 万回、単価 +231円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。
●調査目的 首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食市場規模を把握することを目的に実施。
また、業態別の市場規模や、性年代・居住区域別の外食の実態を明らかにすることも目的とした。
●調査対象 首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏:90分圏、関西圏:80分圏、東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
●調査方法 インターネットによる調査
●割付の設定 本調査では、回答者の偏りをできるだけなくすために、性別2区分×年代別5区分(20代/ 30代/ 40代/ 50代/ 60代)×地域25区分=250区分で割付を行って回収した。
●集計方法 本調査結果はR2年国勢調査人口に基づいて性別2区分×年代別5区分×地域25区分=250区分でウェイトバック集計を行っている。
※22年度は、市町村別性年代別のR2年国勢調査人口を使用して計算
■事前調査
①本調査の協力者を募集するために実施。
■本調査
①調査目的 対象月間の夕方意向の外食・中食内容を知るために実施。
②調査時期:2023年6月30日(金)~7月10日(月)
③配信数:12,559件
⑤回収数 9,654件(回収率76.9%)
⑥有効回答数 9,561件
調査機関:(株)アール・ピー・アイ
本件の詳細をこちらより御覧ください
関連するプレスリリース