2024.11.21飲食
外食店の「ダイナミックプライシング」実施店の認知率は57.0% 同じメニューが時間帯や立地等で価格が変わることに「納得できる」54.3%が、「納得できない」18.3%を上回る
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株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約9,500人を対象とする2023年7月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
1. 外食市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比)は 82.1%で前月(79.6%)より回復傾向
2. 単価の伸びは鈍化も、延べ外食回数が19年比78.5%とコロナ禍以降では最小のマイナス幅に
2023年7月の外食市場規模は、3圏域合計で2854億円。前年同月比(以下、前年比)は+357億円と20カ月連続して前年実績を上回った。市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比、以下19年比)は82.1%で、前月の同79.6%から改善。外食単価は2,750円で21カ月連続して前年を上回ったが、前月比は-68円、19年比では104.5%(前月109.8%)と伸び率が鈍化した。一方、外食実施率の19年比(88.9%)、外食頻度の19年比(91.8%)ともに前月よりマイナス幅が縮小し、延べ外食回数の19年比(P10参照、78.5%)はコロナ禍以降(20年4月以降)では最小のマイナス幅となった。市場規模の食事主体業態・計は前年比107.9%(19年比89.4%)、飲酒主体業態・計は同128.5%(同70.3%)、軽食主体業態・計は同128.2%(同76.8%)で、19年比ではマイナス幅が前月よりも縮小している。主要16業態中では13業態で市場規模が前年を上回った。19年比では「アジアン料理店」(110.3%)がコロナ禍前の市場規模を上回った。居酒屋の市場規模は19年比で75.5%となり、コロナ禍以降では最小のマイナス幅まで回復してきている。
● 2023年7月の外食(※1)実施率は 67.5% (前月比増減 +1.3pt、前年比増減 +5.9pt)
● 2023年7月の外食頻度(※2)は 3.88回/月 (前月比増減 +0.27回、前年比増減 +0.04回)
● 2023年7月の外食単価は 2,750円 (前月比増減 -68円、前年比増減 +97円)
● 2023年7月の外食市場規模(※3)は 2854億円 (前月比増減 +195億円、前年比増減 +357億円)
※1 ※2 ※3 P10参照
● 外食実施率は、首都圏:67.2%(前年比増減 +6.4pt)、関西圏:67.7%(同 +5.7pt)、東海圏:68.7%(同 +4.6pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.06回/月(前年比増減 +0.10回)、関西圏:3.75回/月(同 -0.11回)、東海圏:3.44回/月(同 +0.09回)
● 外食単価は、首都圏:2,847円(前年比増減 +87円)、関西圏:2,708円(同 +82円)、東海圏:2,403円(同 +157円)
● 外食市場規模は、首都圏:1781億円(前年比増減 +251億円)、関西圏:734億円(同 +58億円)、東海圏:339億円(同 +48億円)
● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 +146億円)、「和食料理店」(同 +26億円)、「中華料理店」(同 +22億円)等16業態中13業態で前年を上回った。居酒屋の市場規模は19年比75.5%まで回復した。
● 「居酒屋」(延べ回数 +316万回、単価 +202円)、「中華料理店」(延べ回数 +68万回、単価 +80円)は延べ回数・単価ともに前年比で増加し、「和食料理店」は、延べ回数の増加(+63万回)による影響が大きかった。
●調査目的 首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食市場規模を把握することを目的に実施。
また、業態別の市場規模や、性年代・居住区域別の外食の実態を明らかにすることも目的とした。
●調査対象 首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏:90分圏、関西圏:80分圏、東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
●調査方法 インターネットによる調査
●割付の設定 本調査では、回答者の偏りをできるだけなくすために、性別2区分×年代別5区分(20代/ 30代/ 40代/ 50代/ 60代)×地域25区分=250区分で割付を行って回収した。
●集計方法 本調査結果はR2年国勢調査人口に基づいて性別2区分×年代別5区分×地域25区分=250区分でウェイトバック集計を行っている。
※22年度は、市町村別性年代別のR2年国勢調査人口を使用して計算
■事前調査
①本調査の協力者を募集するために実施。
■本調査
①調査目的 対象月間の夕方意向の外食・中食内容を知るために実施。
②調査時期:2023年8月1日(火)~8月9日(水)
③配信数:12,661件
⑤回収数 9,567件(回収率75.6%)
⑥有効回答数 9,484件
調査機関:(株)アール・ピー・アイ
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