2024.11.14美容
8割が「肌がきれいな男性はすてきだと思う」と回答 7割が男性の長髪に肯定的、ジェンダーレスな美意識が拡大
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美容
株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』は、全国の人口20万人以上の都市居住者のうち、15~69歳の男女1万3,200人を対象に、過去1年間におけるエステサロン【脱毛】の利用に関する実態調査を実施しましたので、その結果をご報告いたします。
美容センサスから推計した市場規模は、1423億円(前年比2.9%減)で、男性の市場規模が右肩上がりに拡大(635億円、前年比8.8%増)。
※サロン利用率、1回あたり利用金額、年間利用回数と人口推計(総務省統計局)からの推計(P4参照)
研究員からのコメント
男性の脱毛利用が広がる&女性は40代の美容投資意欲が増加
脱毛サロンを利用する男性がここ4年で増加傾向にあります。「ひげ」脱毛など、身だしなみや肌荒れを防ぐことを目的に利用者が増えていると考えます。また、脱毛部位にも変化が。「ひげ」がメインの脱毛部位でしたが、「Vライン」が増加し利用率が「ひげ」に迫ります。デリケートゾーンのケアにも関心が高まっていることがうかがえます。
女性の1回あたり利用金額低下の背景には、低価格のセルフ脱毛サロンの増加などがありそうです。一方で、40代女性の脱毛サロンの利用金額は上昇し、施術部位もデリケートゾーンや脚を中心に増加しています。サロンが利用しやすくなることで、これまで手がかけられなかった部分のケアを「今やっておきたい」というニーズが高まっているようです。
『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子
女性の利用率が減少傾向で、男性の利用率が増加傾向。
Q. あなたは以下の美容関連サロンを、どの程度の頻度で利用していますか。
(「過去1年間に1回以上利用」の割合)(いずれの年も男女各n=6,600/各単一回答)
【脱毛】利用率
女性の利用金額は2021年以降、低下傾向だが、40代は前年から24.1%上昇し8,305円に。
男性は前年から365円低下するも、ここ5年では二番目に高い金額。
Q. サロンを利用の際、1回あたりどのくらいの費用をかけていますか。(脱毛利用者/実数回答)
【脱毛】1回あたり利用金額の平均
【脱毛】1回あたり利用金額の平均(年代別)
※人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計、以下WB)前n=30以下の年代は、斜体グレー表示にしている。前年のみWB前n=30以下の場合は「増減率」のみ斜体グレー表示
女性の施術部位のトップ5では、「Iライン」「Oライン」が前年から増加。男性は「Vライン」が増加。
1回あたり利用金額が大きく上がった40代女性のトップ7では、ほとんどの施術部位が前年を上回っている。
Q. 過去1年間、あなたがサロンを利用した際に施術を受けた部位をお選びください。(脱毛利用者/複数回答)
【脱毛】施術部位
【脱毛】40代女性の施術部位
調査名:「美容センサス2024年上期≪エステサロン【脱毛】編≫」
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年2月1日(木)~2月12日(月)
調査対象:全国、人口20万人以上の都市に居住する15~69歳の男女各6,600人
※図表内の%の値は小数第2位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合があります。
※実数回答設問では、想定範囲から外れた値を「外れ値」として除外して集計しているため、記載しているn数と算出に用いた基数が異なる場合があります。
【人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計)】について
今回より人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計)に変更しています。(2020年~2023年のデータも再集計)
詳細は「美容センサス2024年上期≪エステサロン【脱毛】編≫報告書」をご参照ください。
P1【市場規模推計 算出の方法】
男女各年代の市場規模推計の合算値(15~69歳・男女合計)
市場規模推計(円)
=人口(人)※1×1年以内のサロン利用率(%)※2×1回あたり利用金額平均(円)※3×年間利用回数平均(回)※4
※1人口データは人口推計(総務省統計局)を使用。年齢(5歳階級)、男女別人口―総人口(各年10月1日時点)。調査年の前年10月1日時点の人口を使用。
※2※3※4ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2024年上期≪エステサロン編≫資料編」より使用。
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SDGsなどの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
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