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ユーザーが最も注目した中古車は、「ホンダ ステップワゴン」 中古車ならではのコスパやタイパメリットが高額モデルにも影響を拡大

第11回『カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2024』発表

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)が企画・制作する中古車情報メディア『カーセンサー』は、この1年で掲載された全モデルの中から、ユーザーの購入意欲の高さに注目し、ランキングを作成しました。第11回目の栄えある第1位は「ホンダ ステップワゴン(2022年発売モデル)」となりましたのでここにお知らせします。
次ページには、『カーセンサー』統括編集長による解説もございますので、併せてご覧ください。

スポーツカーへの注目が継続、アタリマエ化したクロカン/SUVの中ハイエンドなモデルがランクイン

昨年同様、クーペ・オープンなどのスポーツモデルに多くの注目が集まるランキング結果となりました。昨年1位を獲得した911(991型)は2位で高順位をキープ、さらに同モデルの現行型となる911(992型)も4位にランクインしています。6位のRX-8、9位のコペンなどは毎年上位にランクインする常連モデルで、新旧さまざまなスポーツカーが並びました。また、近年モデル数の急増により票が割れ上位へとランクインしづらくなっていたクロカン/SUVモデルですが、今年はディフェンダーやマカン、Gクラスなど、平均価格が500万円を超える高額モデルを中心に注目を集め存在感を放っています。
本ランキングは、過去発売された全モデルの中から、この1年間(23年11月~24年10月)でユーザーから注目を集めたモデルを独自にポイント化、順位付けしており、消費者の志向や世相を経年変化も含めて捉えているものです。
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カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2024 TOP10 

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西村 泰宏 『カーセンサー』統括編集長による解説

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2024年は、現行型である6世代目のステップワゴンがイヤーカーの栄冠に輝きました。昨年5位だった同モデルが順位を伸ばし、本年度のランキングではトップ10唯一となるミニバンとして注目を集めた形となりました。22年5月に現行型へとモデルチェンジしてから中古車市場でも2年を迎え、順調に流通量も増え選択肢が潤沢になってきています。(11/22時点で393台)
その他10位以内では、引き続きスポーツカー(クーペ、オープン)が多くランクインすると同時に、ディフェンダーやマカン、Gクラスなど、高価格帯のクロカン/SUVモデルがランキング上位を賑わせる結果となりました。

中古車購入本来が持つ魅力「コストパフォーマンス」や「タイムパフォーマンス」に回帰した1年

今年で11回目となる本ランキングですが、徐々に高価格帯のクルマが注目を集めるようになっていると感じます。本年度であれば10台中6台が平均価格で500万円を超えるような高額モデルとなりました。一体誰が購入しているのか? と思うかもしれませんが、これらの高額モデルが新車だけではなく中古車としても広く注目されるようになってきていることが大きな変化だと言えます。コロナ禍のピーク時とは異なり、一時期ほど新車購入時の納期が長期化することはありませんが、それでもまだ人気車や、元々デリバリー数が多くない輸入車などは3ヵ月や半年以上時間がかかることも少なくありません。そのような中、価格はもちろん新車と比較すればリーズナブルですし、かつ、納期も圧倒的に早くなるであろう中古車購入の根源的とも言えるメリットが、ハイエンドなモデルにおいてより重宝されていると言えるでしょう。昨今、残価設定ローンなど、新車購入においては所有期限を一定期間で区切るような契約スタイルが市民権を得てきています。また、商品価格が高く、リセール価値も高いモデルであれば、そのような購入方法が適用される可能性も高くなる傾向にあります。そうなると、中古車のランキングとしては一見「?」と思うようなモデルでも、今後も注目度ランキングを賑わせることになるかもしれないですね。

▼(参考)過去4年間のTOP10

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『カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2024』概要

  • 対象データ:国内最大級の中古車情報メディア『カーセンサーnet』
  • 対象期間:2023年11月1日~2024年10月31日
  • ランキング作成方法:ユーザーからのメール問い合わせ総件数と、各モデル1台当たりの問い合わせ集中率をポイント化し、その合算値の高い順に注目度の高かったモデルをランキング化

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