外食市場調査2017年6月度
2017年07月31日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2017年6月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2017年6月の外食市場規模は3,230億円(前年同月比+131億円・東名阪3圏域計)
市場規模は2016年4月以来、14カ月ぶりに全圏域で増加
食事主体業態中心に主要16業態中13業態で前年比プラスを記録
【今月のポイント】
①外食市場規模は2016年4月以来の前年比プラス。外食実施率・頻度・単価すべて前年比プラス
②全圏域で前年比プラス。主要16業態中13業態が前年比プラス。食事主体業態の店がけん引
2017年6月の外食市場規模は、3圏域合計で3,230億円。前年同月比(以下、前年比)は+131億円と、2016年4月以来、14カ月ぶりに前年を上回った。3圏域合計の外食実施率・頻度・単価のすべてが前年を上回ったが、これも2016年4月ぶり。全国的に梅雨の時期としては雨の日が少なかったことが影響したかもしれない。
圏域別でも、全圏域で2016年4月ぶりに前年同月の市場規模を上回った。業態別には、主要16業態中、13業態が前年比プラス、3業態が前年比マイナスであった。 「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」「和食料理店」「居酒屋」「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ」などで前年比の上げ幅が大きかった。また、食事主体業態の店は、主要10業態中9業態が前年比プラス。そのうち、7業態は延べ外食回数・外食単価とも前年比プラスと好調が目立った。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2017年6月の外食(※1)実施率は 75.9% (前月比増減 -1.4pt、前年比増減 +1.0pt)
● 2017年6月の外食頻度(※2)は 4.06回/月 (前月比増減 +0.05回、前年比増減 +0.05回)
● 2017年6月の外食単価は 2,534円 (前月比増減 +57円、前年比増減 +41円)
● 2017年6月の外食市場規模(※3)は 3,230億円 (前月比増減 +57億円、前年比増減 +131億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2015年4月から2016年3月までH25人口推計、 2016年4月から2017年3月までH26人口
推計、 2017年4月からH27国勢調査人口)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.1%、首都圏:+0.1%、関西圏:-0.6%、東海圏:-0.1%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:76.0%(前年比増減 +0.7pt)、関西圏:75.8%(同 +2.4pt)、東海圏:75.8%(同 -0.1pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.35回/月(前年比増減 +0.10回)、関西圏:3.77回/月(同 -0.03回)、東海圏:3.51回/月(同 +0.03回)
● 外食単価は、首都圏:2,584円(前年比増減 +19円)、関西圏:2,561円(同 +76円)、東海圏:2,254円(同 +64円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,012億円(前年比増減 +80億円)、関西圏:838億円(同 +37億円)、東海圏:380億円(同 +13億円)
【業態別】(3圏域計)
●業態別の市場規模は、【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(前年比増減+40億円)、【和食料理店】(同+18億円)、【居酒屋】【バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ】(同+15億円)などで前年を上回った。
●【居酒屋】は延べ回数の増加による影響が大きく(前年比増減+69万回)、【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(同+75万回、単価+172円)、【和食料理店】(同+20万回、単価+84円)は、延べ回数・単価ともに増加した。
get AdobeReaderPDF書類をご覧になる場合は、Adobe Readerが必要です。正しく表示されない場合、最新バージョンをご利用ください。