外食市場調査2017年12月度

グルメ

2018年01月31日

株式会社リクルートライフスタイル

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2017年12月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況

2017年12月の外食市場規模は4,213億円(前年同月比+129億円・東名阪3圏域計)
7カ月連続で前年同月超え。外食頻度が調査開始以来2番目の伸び幅
「焼肉、ステーキ、ハンバーグ」「居酒屋」などで延べ回数・単価が増加

 

【今月のポイント】

①外食市場規模は7カ月連続で前年比プラス。外食頻度が大幅に増加
②「焼肉、ステーキ、ハンバーグ」「居酒屋」など、主要16業態中10業態で前年同月比プラス

2017年12月の外食市場規模は、3圏域合計で4,213億円。前年同月比(以下、前年比)は+129億円と、7カ月連続して前年を上回った。3圏域合計の外食実施率が前年を下回ったものの、外食頻度が前年比+0.14回/月で、2014年1月(+0.18回/月)に次ぐ、前年比の算出がある2013年10月以降、史上2番目の上げ幅であった。また、単価も7カ月連続で前年を上回り、市場規模拡大の要因となった。2017年は前年よりも、外食実施率の高い日曜が1日多いカレンダーだったことも有利に働いた可能性がある。圏域別では、首都圏のみが市場規模が前年比プラスで、東海圏、関西圏は微妙に前年を下回った。
業態別では、主要16業態中10業態が前年比プラスとなった。特に「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店(前年比+32億円)」「居酒屋(前年比+27億円)」で延べ回数・単価ともに前年を上回り、市場規模が増加した。

 

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2017年12月の外食(※1)実施率は 77.8% (前月比増減 +0.7pt、前年比増減 -0.4pt)
● 2017年12月の外食頻度(※2)は 4.46回/月 (前月比増減 +0.31回、前年比増減 +0.14回)
● 2017年12月の外食単価は 2,938円 (前月比増減 +407円、前年比増減 +16円)
● 2017年12月の外食市場規模(※3)は 4,213億円 (前月比増減 +863億円、前年比増減 +129億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2015年4月から2016年3月までH25人口推計、 2016年4月から2017年3月までH26人口推計、 2017年4月からH27国勢調査人口)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.1%、首都圏:+0.1%、関西圏:-0.6%、東海圏:-0.1%

 

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:77.3%(前年比増減 -0.8pt)、関西圏:79.0%(同 +0.7pt)、東海圏:76.9%(同 -1.4pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.72回/月(前年比増減 +0.24回)、関西圏:4.32回/月(同 +0.04回)、東海圏:3.74回/月(同 -0.02回)
● 外食単価は、首都圏:3,005円(前年比増減 +36円)、関西圏:2,904円(同 -45円)、東海圏:2,697円(同 +38円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,585億円(前年比増減 +138億円)、関西圏:1,136億円(同 -5億円)、東海圏:492億円(同 -4億円)

 

【業態別】(3圏域計)

● 業態別の市場規模は、【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(前年比増減+32億円)、【居酒屋】(同+27億円)、【スナック、ナイトクラブ、キャバレー】(同+23億円)などで前年を上回った。
●【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(延べ回数+49万回、単価+144円)、 【居酒屋】(延べ回数+66万回、単価+9円)は延べ回数・単価ともに増加した。

Get ADOBE® READER®

Download Adobe® Reader®

get AdobeReaderPDF書類をご覧になる場合は、Adobe Readerが必要です。正しく表示されない場合、最新バージョンをご利用ください。

(c) Recruit Co., Ltd.