外食市場調査2018年3月度
2018年04月27日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2018年3月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2018年3月の外食市場規模は3,757億円(前年同月比+392億円・東名阪3圏域計)
10カ月連続で前年同月超え。外食実施率・市場規模は3月では過去最高
外食実施率・頻度・市場規模の前年比上げ幅も過去最高を記録
【今月のポイント】
1.外食実施率は調査開始以来3番目に高い78.4%。実施率・市場規模は3月の過去最高を記録
2.外食実施率・頻度・市場規模の前年比上げ幅が過去最高を記録
2018年3月の外食市場規模は、3圏域合計で3,757億円(3月としては調査開始以来過去最高額)。前年同月比(以下、前年比)は+392億円で、10カ月連続して前年を上回った。また、外食実施率・頻度・市場規模の3指標は調査開始以来最大の前年比伸び幅となった。特に外食実施率の78.4%(前年比+2.5ポイント)は、3月としては過去最高(調査開始以来全月でも3番目)のスコア。前年比で土曜日が1日多いカレンダーや、天候の安定、企業の期末宴会ニーズや花見客需要などが要因と思われる。
業態別では、主要16業態中15業態が前年比プラスとなった。うち12業態では、延べ外食回数と単価の両方が前年比プラスとなっている。前年比で最も伸びた業態は「和食料理店」(前年比+76億円)。次いで伸びた「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(前年比+63億円) は、13カ月連続して前年比プラスで推移している。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2018年3月の外食(※1)実施率は 78.4% (前月比増減 +4.6pt、前年比増減 +2.5pt)
● 2018年3月の外食頻度(※2)は 4.37回/月 (前月比増減 +0.36回、前年比増減 +0.24回)
● 2018年3月の外食単価は 2,654円 (前月比増減 +27円、前年比増減 +61円)
● 2018年3月の外食市場規模(※3)は 3,757億円 (前月比増減 +542億円、前年比増減 +392億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2015年4月から2016年3月までH25人口推計、 2016年4月から2017年3月までH26人口推計、 2017年4月からH27国勢調査人口)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.1%、首都圏:+0.1%、関西圏:-0.6%、東海圏:-0.1%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:78.6%(前年比増減 +3.3pt)、関西圏:77.6%(同 +1.7pt)、東海圏:79.1%(同 +1.1pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.63回/月(前年比増減 +0.26回)、関西圏:4.08回/月(同 +0.13回)、東海圏:3.89回/月(同 +0.30回)
● 外食単価は、首都圏:2,708円(前年比増減 +48円)、関西圏:2,714円(同 +138円)、東海圏:2,307円(同 -29円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,320億円(前年比増減 +262億円)、関西圏:987億円(同 +96億円)、東海圏:450億円(同 +35億円)
【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、【和食料理店】(前年比増減+76億円)、【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(同+63億円)、【居酒屋】(同+52億円)など主要16業態中15業態で前年を上回った。
● 【和食料理店】(延べ回数+139万回、単価+151円)、 【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(延べ回数+144万回、単価+133円)など多くの業態(主要16業態中12業態)で、延べ回数および単価のいずれも前年を上回った。
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