外食市場調査2018年4月度

グルメ

2018年05月31日

株式会社リクルートライフスタイル

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2018年4月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況

2018年4月の外食市場規模は3,412億円(前年同月比+219億円・東名阪3圏域計)
11カ月連続で前年同月超え、4カ月連続で3圏域とも前年同月超え
4月では過去最高の市場規模、「居酒屋」「焼肉」などの利用増加

【今月のポイント】

1. 2カ月連続して外食実施率、頻度、単価の3指標が前年を超え、市場規模は11カ月連続前年超え
2. 市場規模、外食実施率は4月では過去最高スコア。「居酒屋」「焼肉」などで延べ利用回数が増加

2018年4月の外食市場規模は、3圏域合計で3,412億円。前年同月比(以下、前年比)は+219億円で、11カ月連続して前年を上回った。また、2カ月連続して外食実施率・頻度・市場規模の3指標が揃って前年比プラスとなり、4カ月連続して3圏域とも市場規模が拡大した。市場規模と外食実施率の76.6%(前年比+1.9ポイント)は、4月としては過去最高スコア。全国的に好天に恵まれ、特に4月21日、22日は関東甲信越各地で真夏日が記録されるなど暑かったことから、外食需要が喚起されたと考えられる。
業態別では、主要16業態中13業態が前年比プラスとなった。最も伸びた業態は「居酒屋」(前年比+41億円)。次いで伸びた「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(前年比+30億円) は、14カ月連続して前年比プラスで推移しているが、10カ月連続でプラス推移していた「和食料理店」は、今月は前年比マイナスに転じた。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2018年4月の外食(※1)実施率は 76.6% (前月比増減 -1.8pt、前年比増減 +1.9pt)
● 2018年4月の外食頻度(※2)は 4.17回/月 (前月比増減 -0.20回、前年比増減 +0.07回)
● 2018年4月の外食単価は 2,581円 (前月比増減 -73円、前年比増減 +60円)
● 2018年4月の外食市場規模(※3)は 3,412億円 (前月比増減 -345億円、前年比増減 +219億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27国勢調査人口、 2018年4月からH28人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:76.9%(前年比増減 +2.4pt)、関西圏:76.7%(同 +2.2pt)、東海圏:75.3%(同 -0.9pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.42回/月(前年比増減 +0.10回)、関西圏:3.92回/月(同 +0.02回)、東海圏:3.64回/月(同 -0.01回)
● 外食単価は、首都圏:2,633円(前年比増減 +30円)、関西圏:2,631円(同 +125円)、東海圏:2,244円(同 +49円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,117億円(前年比増減 +146億円)、関西圏:906億円(同 +70億円)、
東海圏:389億円(同 +2億円)

【業態別】(3圏域計)

● 業態別の市場規模は、【居酒屋】(前年比増減+41億円)、【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(同+30億円)など主要16業態中13業態で前年を上回った。
● 【居酒屋】(延べ回数+137万回、単価-30円)、【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(延べ回数+93万回、単価-21円)では、ともに延べ回数の増加により市場規模が前年を上回った。

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