外食市場調査2018年6月度

グルメ

2018年07月31日

株式会社リクルートライフスタイル

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2018年6月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況

2018年6月の外食市場規模は3,434億円(前年同月比+204億円・東名阪3圏域計)
13カ月連続で前年同月超え、主要3指標とも前年比プラス
2015年12月度以来の主要16業態全てで外食単価が前年超え

【今月のポイント】

1.市場規模は前年比+204億円。2カ月ぶりに主要3指標(外食実施率・頻度・単価)が前年超え
2.主要16業態すべてで外食単価が前年比プラス(2015年12月度ぶり)
2018年6月の外食市場規模は、3圏域合計で3,434億円。前年同月比(以下、前年比)は+204億円で、13カ月連続して前年を上回った。外食実施率・頻度・単価の主要3指標が2カ月ぶりにそろって前年超えし、3圏域合計の市場規模が前年比大幅プラスとなった。前年に比べ外食実施率の高い金・土・日曜の合計が1日多かったことや、梅雨の時期としては比較的天候が安定していたことなどが影響したと考えられる。圏域別には、首都圏での外食単価の伸び(前年比+148円)が目立った。
業態別の市場規模では、主要16業態中13業態が前年比プラスとなった。最も伸びた業態は「フレンチ・イタリアン料理店」(前年比+46億円)。また、外食単価は主要16業態全てが前年比プラスとなり、これは、2015年12月度以来である。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2018年6月の外食(※1)実施率は 76.2% (前月比増減 +0.1pt、前年比増減 +0.3pt)
● 2018年6月の外食頻度(※2)は 4.13回/月 (前月比増減 +0.04回、前年比増減 +0.07回)
● 2018年6月の外食単価は 2,633円 (前月比増減 +159円、前年比増減 +99円)
● 2018年6月の外食市場規模(※3)は 3,434億円 (前月比増減 +244億円、前年比増減 +204億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で おこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26年人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27年国勢調査人口、 2018年4月からH28年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:76.2%(前年比増減 +0.2pt)、関西圏:76.1%(同 +0.3pt)、東海圏:76.5%(同 +0.7pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.37回/月(前年比増減 +0.02回)、関西圏:4.00回/月(同 +0.23回)、東海圏:3.50回/月(同 -0.01回)
● 外食単価は、首都圏:2,732円(前年比増減 +148円)、関西圏:2,594円(同 +33円)、東海圏:2,256円(同 +2円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,149億円(前年比増減 +137億円)、関西圏:903億円(同 +65億円)、東海圏:383億円(同 +3億円)

【業態別】(3圏域計)

● 業態別の市場規模は、【フレンチ・イタリアン料理店】(前年比増減 +46億円)、【レストラン、食堂、ダイニング、洋食店】(同 +28億円)、【和食料理店】(同 +27億円)など主要16業態中13業態で前年を上回った。
● 【フレンチ・イタリアン料理店】は延べ回数・単価ともに増加(延べ回数 +101万回、単価 +57円)した影響が大きかった。外食単価は主要16業態全てで前年を上回った。

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