外食市場調査2018年7月度
2018年08月30日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約9000人を対象とする2018年7月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2018年7月の外食市場規模は3,449億円(前年同月比-25億円・東名阪3圏域計)
14カ月ぶりに外食市場規模の前年同月比が微減
「中華料理店」「レストラン、食堂」は市場規模が12カ月連続前年超え
【今月のポイント】
1.外食市場規模は前年同月比-25億円。14カ月ぶりに前年割れ
2.「中華料理店」「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」は12カ月連続で前年同月比プラス
2018年7月の外食市場規模は、3圏域合計で3,449億円。前年同月比(以下、前年比)は-25億円で、14カ月ぶりに前年を下回った。外食実施率は3圏域ともマイナス、外食頻度は前年同月±0、唯一、外食単価のみ2カ月連続して前年超えしたが、3圏域合計の市場規模は前年比微減となった。カレンダー上は前年に比べ土曜日が1日少なく不利に働いたと考えられる。また、調査対象の3圏域においては首都圏のみが市場規模の前年比がプラスで、関西圏(前年比-48億円)、東海圏(同-15億円)では前年比マイナスであった。
業態別の市場規模では、主要16業態中8業態が前年比プラスとなった。最も伸びた業態は「中華料理店」(前年比+28億円)で、12カ月連続して市場規模が前年比プラス。また、同じく「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」も12カ月連続して市場規模が前年比プラスと好調である。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2018年7月の外食(※1)実施率は 76.1% (前月比増減 -0.1pt、前年比増減 -0.8pt)
● 2018年7月の外食頻度(※2)は 4.33回/月 (前月比増減 +0.20回、前年比増減 ±0.00回)
● 2018年7月の外食単価は 2,530円 (前月比増減 -103円、前年比増減 +8円)
● 2018年7月の外食市場規模(※3)は 3,449億円 (前月比増減 +15億円、前年比増減 -25億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26年人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27年国勢調査人口、2018年4月からH28年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:75.9%(前年比増減 -0.8pt)、関西圏:75.7%(同 -0.5pt)、東海圏:77.4%(同 -1.6pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.59回/月(前年比増減 -0.03回)、関西圏:4.10回/月(同 ±0.00回)、東海圏:3.77回/月(同 +0.06回)
● 外食単価は、首都圏:2,639円(前年比増減 +76円)、関西圏:2,468円(同 -108円)、東海圏:2,164円(同 -71円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,175億円(前年比増減 +38億円)、関西圏:875億円(同 -48億円)、東海圏:400億円(同 -15億円)
【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、【中華料理店】(前年比増減+28億円)の前年比増加額が最大。一方、【ファミリーレストラン、回転すし等】(同-13億円)や【スナック、ナイトクラブ、キャバレー】(同-12億円)などでは前年を下回った。
● 【中華料理店】は延べ回数増加(延べ回数+138万回)の影響が大きく、市場規模は12カ月連続で前年比プラスとなっている。また、【レストラン、食堂、ダイニング、洋食店】も同じく市場規模が12カ月連続で前年比プラスとなっている。
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