外食市場調査2019年3月度

グルメ

2019年05月07日

株式会社リクルートライフスタイル

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万2,000人を対象とする2019年3月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況

2019年3月の外食市場規模は3,668億円(前年同月比 -89億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模は3カ月連続で前年比マイナス
外食実施率・頻度・単価がそろって2カ月ぶりに前年割れ

 

【今月のポイント】

1.外食市場規模は、3カ月連続で前年比マイナス。3カ月連続マイナスは2017年3月~5月以来
2.外食実施率・頻度・単価が全て前年割れ。頻度と単価は2019年に入って前年割れが続いている
2019年3月の外食市場規模は、3圏域合計で3,668億円。前年同月比(以下、前年比)は-89億円で、3カ月連続で前年を下回った。3カ月連続のマイナスは2017年3月~5月以来。外食実施率・頻度・単価の3指標が2カ月ぶりにそろって前年割れし、市場規模も前年割れした。外食頻度と単価は2019年に入ってから3カ月連続で前年割れしている状況。外食単価は、首都圏・東海圏では前年比プラスだったが、関西圏で前年比のマイナスが大きく、3圏域計では前年比マイナスとなった。カレンダー上は前年に比べて日曜が1日多く、天候についても特段不利な状況とは言えないが、前年3月が同月としては調査開始以来最高の外食市場規模を記録していたため、前年比マイナスに影響している。業態別の市場規模では、主要16業態中8業態が前年比マイナスであった。「和食料理店」等の市場規模が前年比で大きなマイナスとなっている。

 

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2019年3月の外食(※1)実施率は 77.2% (前月比増減 +1.6pt、前年比増減 -1.2pt)
● 2019年3月の外食頻度(※2)は 4.35回/月 (前月比増減 +0.45回、前年比増減 -0.02回)
● 2019年3月の外食単価は 2,639円 (前月比増減 +60円、前年比増減 -15円)
● 2019年3月の外食市場規模(※3)は 3,668億円 (前月比増減 +516億円、前年比増減 -89億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26年人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27年国勢調査人口、 2018年4月からH28年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%

 

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:76.7%(前年比増減 -1.9pt)、関西圏:77.9%(同 +0.3pt)、東海圏:77.9%(同 -1.2pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.52回/月(前年比増減 -0.11回)、関西圏:4.24回/月(同 +0.16回)、東海圏:3.89回/月(同 ±0.00回)
● 外食単価は、首都圏:2,717円(前年比増減 +9円)、関西圏:2,638円(同 -76円)、東海圏:2,311円(同 +4円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,229億円(前年比増減 -91億円)、関西圏:997億円(同 +10億円)、東海圏:443億円(同 -7億円)

 

【業態別】(3圏域計)

● 業態別の市場規模は、「和食料理店」(前年比増減 -40億円)、「中華料理店」(同 -11億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同 -11億円)等主要16業態中8業態で前年を下回った。
● 「和食料理店」(延べ回数 -80万回、単価 -62円)、「中華料理店」(延べ回数 -9万回、単価 -96円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(延べ回数 -12万回、単価 -95円)等は延べ回数・単価ともに減少した。

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