外食市場調査2020年5月度

グルメ

2020年06月30日

株式会社リクルートライフスタイル

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2020年5月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

概況

2020年5月の外食市場規模は825億円(前年同月比 -2413億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模は前年比約4分の1に縮小も
前月からは3ポイントの改善

【今月のポイント】

1.外食市場規模は4月に続き前年比約4分の1に縮小も、前月比は+53億円
2.飲酒主体業態は市場規模が前年比19.1%と苦戦するも、前月比では3.0ポイントの改善

2020年5月の外食市場規模は、3圏域合計で825億円。前年同月比(以下、前年比)は‐2413億円。外食頻度が2012年の調査開始以来、過去最低値を更新するなど引き続き深刻な状況。市場規模の前年比は25.5%と前年の約4分の1だが、前月の同22.5%からは3.0ptほど改善が見られた。性年代別では、全ての性年代で外食実施率が前月よりは高く、前年比のマイナス幅が改善した。外食単価については40代女性以外は全ての性年代で前年実績を下回ったが、前月からは+18円の回復。また、圏域別では首都圏で外食市場規模の前年比が23.1%と他の圏域に比べてやや低くなっている。業態別では3カ月連続して主要16業態全てで市場規模が前年比マイナスだが、食事主体業態(前年比29.0%、前月比+3.0pt)、飲酒主体業態(同19.1%、同+3.0pt)、軽食主体業態(同32.8%、同-5.3pt)と軽食主体業態以外では回復傾向が見られる。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2020年5月の外食(※1)実施率は 31.4% (前月比増減 +2.6pt、前年比増減 -45.1pt)
● 2020年5月の外食頻度(※2)は 3.08回/月 (前月比増減 -0.10回、前年比増減 -1.13回)
● 2020年5月の外食単価は 2,088円 (前月比増減 +18円、前年比増減 -356円)
● 2020年5月の外食市場規模(※3)は 825億円 (前月比増減 +53億円、前年比増減 -2413億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2018年4月から2019年3月までH28年人口推計、2019年4月から2020年3月までH29年人口推計、2020年4月からH30年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.8%、首都圏:-0.5%、関西圏:-1.4%、東海圏:-1.0%

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:28.7%(前年比増減 -47.6pt)、関西圏:33.2%(同 -42.8pt)、東海圏:38.3%(同 -40.2pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.28回/月(前年比増減 -1.17回)、関西圏:2.92回/月(同 -1.08回)、東海圏:2.80回/月(同 -0.93回)
● 外食単価は、首都圏:2,091円(前年比増減 -408円)、関西圏:2,188円(同 -266円)、東海圏:1,915円(同 -275円)
● 外食市場規模は、首都圏:461億円(前年比増減 -1534億円)、関西圏:237億円(同 -604億円)、東海圏:127億円(同 -275億円)

【業態別】(3圏域計)

● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 -609億円)、「和食料理店」(同 -326億円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同 -226億円)等主要16業態全てで前年を下回った。
● 「居酒屋」(延べ回数 -1745万回、単価 -184円)、「和食料理店」(延べ回数 -824万回、単価 -512円)等は延べ回数・単価ともに前年比で減少した。

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