外食市場調査2020年11月度
2021年01月06日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2020年11月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2020年11月の外食市場規模は2504億円(前年同月比 -889億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模は前年比73.8%、前月からは6.7ポイント後退
【今月のポイント】
1. 外食市場規模は前年同月比73.8%。前月からは6.7ポイントの後退
2. 「スナック」「アジアン料理店」等は前年比9割超を確保。一方「居酒屋」は前年比55.3%に後退
2020年11月の外食市場規模は、3圏域合計で2504億円。前年同月比(以下、前年比)は‐889億円で10月(前年比-613億円)に比べ、前年比のマイナス幅がやや拡大した。前年比は73.8%で、10月の同80.5%から6.7ポイント後退した。外食実施率・頻度・単価の主要3指標が3圏域とも前年比マイナスとなり、8~10月で3カ月連続で回復傾向にあった市場規模のマイナス幅が再び拡大した。圏域別では、首都圏の市場規模前年比は69.2%(前月:74.7%)、関西圏は同83.2%(前月:89.3%)、東海圏は同77.4%(前月:90.9%)と東海圏での後退が目立った。業態別では「スナック・ナイトクラブ・キャバレー」(前年比95.1%)、「アジアン料理店」(同91.3%)、「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」(同90.5%)の3業態では、前年水準の9割超を確保した。市場規模の大きい「居酒屋」は、前年比55.3%(前月:66.4%)で前月から11.1ポイント悪化。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2020年11月の外食(※1)実施率は 64.6% (前月比増減 +0.1pt、前年比増減 -11.8pt)
● 2020年11月の外食頻度(※2)は 3.80回/月 (前月比増減 +0.01回、前年比増減 -0.42回)
● 2020年11月の外食単価は 2,502円 (前月比増減 -36円、前年比増減 -60円)
● 2020年11月の外食市場規模(※3)は 2504億円 (前月比増減 -23億円、前年比増減 -889億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2019年4月から2020年3月までH29年人口推計、2020年4月からH30年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.8%、首都圏:-0.5%、関西圏:-1.4%、東海圏:-1.0%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:63.0%(前年比増減 -13.2pt)、関西圏:66.8%(同 -9.6pt)、東海圏:66.8%(同 -10.3pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.89回/月(前年比増減 -0.62回)、関西圏:3.80回/月(同 -0.10回)、東海圏:3.48回/月(同 -0.22回)
● 外食単価は、首都圏:2,545円(前年比増減 -63円)、関西圏:2,567円(同 -28円)、東海圏:2,204円(同 -92円)
● 外食市場規模は、首都圏:1459億円(前年比増減 -650億円)、関西圏:727億円(同 -146億円)、東海圏:318億円(同 -93億円)
【業態別】
● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 -338億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同 -67億円)、「和食料理店」(同 -65億円)等主要16業態全てで前年を下回った。
● 「居酒屋」(延べ回数 -901万回、単価 -171円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(延べ回数 -248万回、単価 -168円)、「和食料理店」(延べ回数 -143万回、単価 -105円)等は延べ回数・単価ともに前年比で減少した。
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