外食市場調査2020年12月度
2021年02月03日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約9,600人を対象とする2020年12月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2020年12月の外食市場規模は2249億円(前年同月比 -1790億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模は前年比55.7%、前月から18.1ポイント後退
【今月のポイント】
1. 外食市場規模は前年同月比55.7%。前月からは18.1ポイントの後退
2. 食事主体業態・軽食主体業態は市場規模が前年比6割台、一方飲酒主体業態は前年比約4割と苦戦
2020年12月の外食市場規模は、3圏域合計で2249億円。前年同月比(以下、前年比)は‐1790億円。2カ月連続して前年比のマイナス幅が拡大した。市場規模の前年比は55.7%で、11月の同73.8%から18.1ポイント後退した。外食実施率・頻度・単価の主要3指標も2カ月連続で3圏域とも前年比マイナスであった。圏域別では、首都圏の市場規模前年比は55.0%(前月:69.2%)、関西圏は同56.6%(前月:83.2%)、東海圏は同57.4%(前月:77.4%)と新型コロナウイルスの感染が再び広がった首都圏でのマイナス幅が大きかった。業態別では食事主体業態・計が前年比64.5%(前月:81.5%)、飲酒主体業態・計が同40.3%(同:58.5%)、軽食主体業態・計が同67.8%(同:74.8%)と、飲酒主体業態を中心に再び大きな影響が出ている。主要16業態中で最もマイナス影響が少ないのは「牛丼・カレー等、一品もの専売業態」が前年比78.2%であった。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2020年12月の外食(※1)実施率は 55.8% (前月比増減 -8.8pt、前年比増減 -21.7pt)
● 2020年12月の外食頻度(※2)は 3.75回/月 (前月比増減 -0.05回、前年比増減 -0.52回)
● 2020年12月の外食単価は 2,636円 (前月比増減 +134円、前年比増減 -337円)
● 2020年12月の外食市場規模(※3)は 2249億円 (前月比増減 -255億円、前年比増減 -1790億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2019年4月から2020年3月までH29年人口推計、2020年4月からH30年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.8%、首都圏:-0.5%、関西圏:-1.4%、東海圏:-1.0%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:54.7%(前年比増減 -22.0pt)、関西圏:56.5%(同 -22.0pt)、東海圏:58.7%(同 -19.8pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.00回/月(前年比増減 -0.51回)、関西圏:3.48回/月(同 -0.59回)、東海圏:3.33回/月(同 -0.38回)
● 外食単価は、首都圏:2,655円(前年比増減 -384円)、関西圏:2,816円(同 -204円)、東海圏:2,233円(同 -354円)
● 外食市場規模は、首都圏:1361億円(前年比増減 -1114億円)、関西圏:617億円(同 -473億円)、東海圏:271億円(同 -202億円)
【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 -565億円)、「和食料理店」(同 -229億円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(同 -136億円)等主要16業態全てで前年を下回った。
● 「居酒屋」(延べ回数 -1385万回、単価 -337円)、「和食料理店」(延べ回数 -497万回、単価 -184円)等は延べ回数・単価ともに前年比で減少した。
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