外食市場調査2021年1月度
2021年03月04日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2021年1月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2021年1月の外食市場規模は1472億円(前年同月比 -1794億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模は3カ月連続後退、前年比45.1%
【今月のポイント】
1. 外食市場規模は前年同月比45.1%。前月からさらに10.6ポイントの後退
2. 前回緊急事態宣言時の初月(前年同月比22.5%:2020年4月)に比べると減少幅は小さい
2021年1月の外食市場規模は、3圏域合計で1472億円。前年同月比(以下、前年比)は‐1794億円。3カ月連続して前年比のマイナス幅が拡大した。市場規模の前年比は45.1%で、前月の同55.7%から10.6ポイント後退した。 3圏域とも外食実施率・頻度・単価すべてが前年比マイナスは3カ月連続で、かつ、1月の数値としてはいずれの指標も2013年の調査開始以来最低値を記録した。圏域別の市場規模の前年比は、首都圏で43.7%、関西圏で47.4%、東海圏で46.2%と全圏域で4割台。ただし、前回の緊急事態宣言(2020年4月7日以降)の4月の市場規模前年比は前年比22.5%とさらに影響が大きかった。2回目の今回(2021年1月8日以降)は、初月のマイナス幅が1回目よりは小さく抑えられている。業態別では食事主体業態・計が前年比53.1%(前月:64.5%)、飲酒主体業態・計が同28.3%(同:40.3%)、軽食主体業態・計が同50.8%(同:67.8%)となっている。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2021年1月の外食(※1)実施率は 46.9% (前月比増減 -8.9pt、前年比増減 -28.4pt)
● 2021年1月の外食頻度(※2)は 3.37回/月 (前月比増減 -0.38回、前年比増減 -0.57回)
● 2021年1月の外食単価は 2,288円 (前月比増減 -348円、前年比増減 -391円)
● 2021年1月の外食市場規模(※3)は 1472億円 (前月比増減 -777億円、前年比増減 -1794億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2019年4月から2020年3月までH29年人口推計、2020年4月からH30年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.8%、首都圏:-0.5%、関西圏:-1.4%、東海圏:-1.0%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:45.0%(前年比増減 -29.9pt)、関西圏:48.4%(同 -27.2pt)、東海圏:51.4%(同 -24.5pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.50回/月(前年比増減 -0.58回)、関西圏:3.35回/月(同 -0.58回)、東海圏:2.94回/月(同 -0.52回)
● 外食単価は、首都圏:2,288円(前年比増減 -396円)、関西圏:2,448円(同 -336円)、東海圏:1,980円(同 -467円)
● 外食市場規模は、首都圏:843億円(前年比増減 -1085億円)、関西圏:442億円(同 -492億円)、東海圏:186億円(同 -217億円)
【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減 -504億円)、「和食料理店」(同 -305億円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同 -136億円)等主要16業態全てで前年を下回った。
● 「居酒屋」(延べ回数 -1336万回、単価 -355円)、「和食料理店」(延べ回数 -626万回、単価 -660円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(延べ回数 -326万回、単価 -305円)等は延べ回数・単価ともに前年比で減少した。
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