海外旅行比較検索サイト『エイビーロード』2014年夏休み海外ツアー問合せ概況
2014年07月01日
株式会社リクルートライフスタイル
夏休みツアー、羽田発が問い合わせ数前年比137%の大幅増加。
旅行先はオアフ島(ハワイ)が3年連続人気No.1の座を守る。
台北と羽田就航・増便エリアに勢い。日程はやや短期化。
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘)の海外旅行領域の調査・研究部門であるエイビーロード・リサーチ・センター(センター長:沢登次彦)は、海外旅行検索・比較サイト『エイビーロード』に掲載されている海外ツアーへのユーザーからの問い合わせ実績を集計し、2014年夏休みの海外旅行マーケットの動向を、以下の通り発表いたします。
▼『エイビーロード』2014GW期間海外ツアー問合せ概況 詳細はこちら
http://www.ab-road.net/research_center/release/misc/pdf/20140701_01.pdf
◆2014年夏休み海外ツアー問い合わせ数は、前年比100%。
2014年夏休み期間(7月19日(土)〜 9月30日(火)のいずれかが旅行期間に含まれる旅行)の新規問い合わせ数(1月1日(水)〜 6月15日(日)までの問い合わせを集計)は、前年比(昨年の同期間)で全国計がちょうど100%。前年並みの問い合わせ経過となっている。主要出発地別では東京発海外ツアーの問い合わせ数が前年比102%と増加に転じた。羽田空港発の大幅増加が寄与した形となっており、ゴールデンウィーク同様、羽田就航・増便効果が見られる。
<2014年夏休み期間の海外ツアーへの問い合わせ数前年比>
○全国計:100%
○東京発:102%(うち、成田発97%、羽田発137%)
○大阪発:96%
○名古屋発:88%
(※1)前年の問い合わせ数を100%としたときの、2014年の問い合わせ数を%で表示。東京発は成田発・羽田発の合計。大阪発は関空発・伊丹発の合計。全国計には、東京、大阪、名古屋以外の発地(福岡、札幌など)を含む。
(※2)夏休みの定義は、2014年7月19日(土)〜 9月30日(火)、2013年7月19日(金)〜 9月30日(月)、2012年7月19日(木)〜 9月30日(日)のいずれかが旅行期間に含まれる旅行。すべて同じ年の1月1日〜6月15日までに発生した問い合わせを集計。
(※3)問い合わせ:『エイビーロード』カスタマーのメールによる旅行会社への問い合わせと、サイト経由での旅行会社へのホームページへのリンク数を含めた数値。
◆2014年夏休み渡航先、都市別は1位オアフ島、2位台北、3位パリ。
羽田効果のアジア、ビーチ、ヨーロッパはいずれも前年比プラス。
夏休み期間で最も人気の海外旅行先は、過去2年においても1位を獲得した「オアフ島(ハワイ)」。「台北」が問い合わせ数を伸ばして2位に上昇、3位は昨年2位の「パリ」、「グアム」は昨年同様で4位。「セブ島(フィリピン)」と「ロンドン」がトップ10入り。方面別にみてみると、前年マイナス幅の大きかった「オセアニア」が復調傾向、また、羽田就航・増便効果が期待されるアジア、ビーチリゾートとヨーロッパはいずれも前年比プラスで推移している。
<人気渡航先(シェア)トップ10>
1位:オアフ島(ハワイ):シェア10.1% /2013年順位1位・2012年順位1位
2位:台北(台湾):シェア4.2% /同3位・9位
3位:パリ:シェア3.7% /同2位・3位
4位:グアム:シェア3.4% /同4位・4位
5位:ローマ(イタリア):シェア2.8% /同7位・5位
6位:バルセロナ(スペイン):シェア2.7% /同6位・7位
7位:シンガポール:シェア2.4% /同9位・圏外
8位:セブ島(フィリピン):シェア2.3% /同圏外・圏外
9位:ソウル(韓国):シェア1.8% /同8位・2位
10位:ロンドン:シェア1.6% /同圏外・圏外
<エリア別前年比>
アジア 104%
ハワイ 92%
ビーチリゾート(※) 102%
南北アメリカ 89%
ヨーロッパ 101%
アフリカ・その他 72%
オセアニア 116%
※グアム、バリ、プーケットなど、ハワイを除くビーチリゾート
◆日程は5日間が最多、平均では6.0日間。
出国は8月9日、帰国は8月16・17日がピーク。
ツアー日数に関しては、「5日」「6日」で全体の4割以上を占める。今年は最多が5日間であった。昨年までのシェアと比較すると、「3日以内」「4日」「5日」の短期間が増加し、「6日」以上のシェアがそれぞれ減少した。平均旅行日数は2014年は6.0日。出発希望日ピークはお盆休み前の土曜日である8月9日(土)、帰国日はその翌週の8月16日(土)と8月17日(日)の希望が多い。帰国日については、前年のピーク日よりも問い合わせにおけるシェアが高くなっており、今年は特定日に集中する傾向にありそうだ。
<ツアー日程別の問い合わせ(シェア)ベスト3>
○2014年:
1位:5日間(シェア22.1%)
2位:6日間(シェア21.8%)
3位:8日間(シェア16.1%)
○2013年:
1位:6日間(シェア22.8%)
2位:5日間(シェア21.6%)
3位:8日間(シェア16.5%)
○2012年
1位:6日間(シェア21.8%)
2位:5日間(シェア20.2%)
3位:8日間(シェア17.0%)
<ツアー日程の平均日数>
○2014年:平均6.0日
○2013年:平均6.1日
○2012年:平均6.0日
<出発希望日ベスト3>
1位:8月9日(土)(シェア6.5%)
2位:8月13日(水)(シェア5.9%)
3位:8月8日(金)(シェア4.2%)
<帰国希望日ベスト3>
1位:8月17日(日)(シェア7.1%)
2位:8月16日(土)(シェア6.7%)
3位:8月15日(金)(シェア5.6%)
「エイビーロード・リサーチ・センター」について
株式会社リクルート内に2006年10月から設置されている調査・研究組織。様々な海外旅行情報をオープン&中立に情報発信することで、海外旅行関連業界の健全な発展に寄与し、旅行を通じて「豊かで世界と共存する日本」に寄与することを目的としています。
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