2013
Jan
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2013年1月29日 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:鬼頭 秀彰)が運営する、リクルート進学総研(所長:小林 浩)では、高校の進路指導・キャリア教育の現状を明らかにするため、全国の全日制高校の進路指導主事(一部単位制含む)1,179人に対して進路指導の困難度合い、キャリア教育の進捗状況等についての調査を実施いたしました。
この度調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申しあげます。
■進路指導の難しさの要因(上位3項目)(%)※「家庭・家族環境の悪化」については、「家計面について」と「家計以外の面について」の2つの選択肢が存在。
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進路指導時に生徒の進学先(大学)として重視する項目を聞いたところ、下記のような結果となった。
1位 学びたい学部・学科・コースがあること (80.7%)
2位 学生の面倒見が良いこと (59.5%)
3位 生徒の興味や可能性が広げられること (57.8%)
大学・短大進学率別にみると、1位はすべて「学びたい学部・学科・コースがあること」だが、2位は進学率70%以上が「生徒の興味や可能性が広げられること」、40~70%未満、40%未満は「学生の面倒見が良いこと」であった。
一方、高校生対象の調査(当社が2011年に実施した『進学センサス』)では、トップは同じであったが、2位には「校風や雰囲気の良さ」が入っており、両者の認識に差があることが明らかとなった。
大学・短期大学に期待することについては、1位が「わかりやすい学部・学科名称」(38.8%)と、前回調査に引き続きトップとなった。学部・学科名称が増加・複雑化する中で、学ぶ内容をイメージしやすい名称が望まれていることが明らかとなった。
2位は前回調査に引き続き「入試の種類の抑制」(37.9%)、3位は今回調査で新規に追加した「就職実績の公開」(32.9%)となった。
キャリア教育に対する教員の考えを聞いたところ、「生徒にとって有意義だと思う」割合は58.9%に上り、2010年調査の52.6%を上回った。
一方で、「提唱されている内容どおりに現場が取り組むとしたら、教員の負担は相当大きくなりそうだ」も増加(42.9%→43.5%)。キャリア教育の意義を認めつつも、現場の負担増加に対する戸惑いも見受けられた。
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高校進路指導の困難の要因、引き続き「家計面の問題」がトップ。大学・短期大学に期待することは「わかりやすい学部・学科名称」ー高校の進路指導・キャリア教育に関する調査ー