2016
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2016年10月26日 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山口文洋、以下:リクルートマーケティングパートナーズ)が運営する「カーセンサー中古車検索アプリ」※1(http://www.carsensor.net/info/cs_app/)は、株式会社リクルートテクノロジーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘、以下:リクルートテクノロジーズ)が提供する、「ディープラーニングを応用した画像解析機能」を活用し、2016年10月、アプリ内に「画像による車種検索機能」を追加しました。
※1 リクルートが運営する中古車情報のアプリ。中古車の検索や販売が可能です。「カーセンサー中古車検索アプリ」(http://www.carsensor.net/info/cs_app/)
「カーセンサー中古車検索アプリ」のポイント
[ユーザーの体験]
■事前調査にて、「街中で名前を知らない車を見かけて『いいな、あの車』と思ったとき、その後どう調べますか?」と質問したところ、「エンブレムなどを覚えておき、ネットで画像検索を実施する」や「詳しい知人がいない限り、諦める」といった回答が得られました。(カーセンサー調べ)
そんな「あの車、何だろう?」という疑問もアプリを使用すれば瞬時に解消。街中で撮影した写真や、雑誌の車を撮影した写真を使用し、その場で車種を確認できるようになりました。そのまま販売店や価格を調べることも可能です。(上図)
[検索精度の追求]
■リクルートテクノロジーズ独自の「ディープラーニングによる画像解析機能」と、カーセンサー内の80万枚の画像により、定番500車種では90.3%※2の検索精度を実現。側面や後ろからなど、どの角度からの写真でも検索が可能※3。
■「検索結果が間違っていたら、正解を教える」機能を搭載することにより、車に詳しいユーザー層の力も借りながら、さらに精度向上できる仕組みを実現しました。
■価格 :無料
■App Store
https://itunes.apple.com/jp/app/id392585743
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.carsensor.cssroid
※2 「カーセンサーnet」内、掲載数上位500車種の66553枚の画像を用いたテストを行ったところ、90.3%の精度で、検索結果(一致率TOP5)に正しい車種が表示されました。
※3 2016年8月時点のカーセンサーnet上「人気車種・モデルランキング」で上位30車種を対象に、「斜め前」「側面」「後ろ」の3方向に関して、計90枚の画像でテストを行ったところ、それぞれ「斜め前(100.0%)」、「横(80.0%)」、「後ろ(90.0%)」の検索精度となりました。
今回、アプリ内に追加した「画像による車種検索機能」は、機械学習の手法の一つである「ディープラーニング」※4を活用しています。事前に用意した約80万枚の画像データをもとに、車の画像から車種を判別することが可能です。
リクルートテクノロジーズが採用している画像認識の機械学習モデルは、右図の流れで構成されています。まず、大量の画像データを用意し、そこに「正解カテゴリ」を付けます。 そして、学習用の画像を用いて、画像から繰り返し特徴を抽出し、判別モデルを作成します。その判別モデルに未知の画像を投入し、カテゴリの判定を行うという仕組みです。
これまでに、リクルートマーケティングパートナーズとリクルートテクノロジーズの取り組みとして、2016年8月に中古車情報サイト「カーセンサーnet」において「"車の内装色"による絞り込み検索」を実現しています。こうした取り組みにおいては、リクルートテクノロジーズのビッグデータ部が提供する機械学習ソリューション群「A3RT(アート)」内のAPI※5サービス「Image Paradise(イメージパラダイス)」を活用しています。
今回のようなA3RTの取り組みは、汎用的なAPIサービスを活用することにより、リクルートグループ内の様々なサービスへ機械学習ソリューションを導入促進することを目的としています。
■A3RT…多様なサービスを展開するリクルートグループ内で、機械学習ソリューション活用の敷居を下げ、スピーディかつ低コストでの導入を目的に設立されたAPI群。
■Image Paradise…機械学習の手法の一つである「ディープラーニング」による画像解析を行うために独自に開発したAPI。教師画像をもとに判別モデルを作成し、未知の画像をラベリングする仕組み。
※4 脳の構造を模倣したニューラルネットワークの一種です。画像などのデータを細かく分解し、特徴点を自動で抽出することによって、人間が関与することなく学習を進めることができます。「ディープラーニング」の活用により、画像を自動判別できることで、これまで活用されることが少なかった大量の画像データを、有効活用できるようになります。
※5 アプリケーションプログラムインターフェイスの略。プログラミングの際に使用できる命令や規則などを指します。
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カーセンサーアプリに新機能登場。気になるあの車を写真検索!80万枚の画像データ使用、定番500車種の検索精度は90%超