2017

Apr

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保育士の"働き方改革"に向けた新提案!保育士の離職防止のためのコンディション診断サービス 保育者ケア 4月3日より提供開始

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2017-04-03

保育士の"働き方改革"に向けた新提案!保育士の離職防止のためのコンディション診断サービス 保育者ケア 4月3日より提供開始

2017年4月 3日 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ (東京都中央区/代表取締役社長:山口 文洋)が提供する保育園と保護者をつなぐ、コミュニケーションサービス『kidsly(キッズリー)』はこのたび園内の職場環境改善のためのコンディション診断サービスである、保育者ケアを4月3日より提供開始致します。

開発背景

■保育士離職の最も多い理由は「職場の人間関係」。保育士の半数が現職に迷いを感じる。
保育士は、早期の離職者が多く、平均勤続年数は7.6年(※1)と全産業の12.1年(※2)に比べて短くなっており、約半数が経験年数7年以下(※3)という実態です。こうした実態がある中で離職理由に職場の人間関係を上げる人が全体で26.5%という最も多い結果となっています。(※4)

(※1) 厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」
(※2) 厚生労働省「平成27年賃金構造基本統計調査」
(※3) 厚生労働省「平成25年社会福祉施設等調査」
(※4)「保育園を離職した理由:個人の状況」
出典:潜在保育士ガイドブック(株式会社ポピンズ)」平成23年度厚生労働省委託事業

■保育園現場で聞こえた"保育士や職場の実態がわからない"という園の声
実際にkidsly利用の15園の園長を中心にしたコミュニケーションに関するヒアリングを行う中で、現場の園長からは仕事上の接点の少なさや気軽にコミュニケーションがとりにくい環境であることを要因として、保育士や職場の実態がわからないという声が多くありました。また保育士自身が日々の業務に追われ自分のキャリアを振り返る機会がないという実態が浮かび上がりました。

▼園長を中心としたヒアリング結果
職場環境に漠然とした課題感
・組織の状態がきちんと把握できていない
・ひとりで悩みを抱えている人が多い気がする
保育士のフォローに苦戦
・定期面談で本音を引き出せているのかわからない
・懇親会を開くなど安易な解決策に陥りがち
離職の兆候に気づけず苦労
・示し合せるように保育者が順番に辞めていってしまうことがある。
・気づいた時には辞める意思が固まっていて手遅れ

商品概要

■適性検査と組織診断を手がける(株)リクルートマネジメントソリューションズと共同開発! 保育士・職場のコンディションを可視化し、面談と組み合わせることで離職防止&職場活性化をサポートします
(1)サービス名:「保育者ケア」
(2)発売日:2017年4月3日
(3)価格:初年度1園216,000円/(税込)
(4)目的:保育現場で日々忙しく仕事をしている保育士が
・自分自身を振り返り、今のコンディションに気付くこと
・より活き活きと働ける環境を、園長をはじめ周囲の先生と一緒に作ること
※職場が保育士の評価をするためのものではありません

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【コンディション診断の特徴】
・今のコンディションとそれに影響を受けている将来への見通しといった3つの「結果指標」とその背景として考えられる9つの「要因指標」から成り立ちます。
・診断レポートを活用した面談では、保育者のコンディション6タイプの状態とアドバイスを整理した「面談の手引き」や日々の  業務を振り返る「振り返りシート」を元に、園と保育者が相互理解を深めることができます。

【期待される効果】
・(園全体のコンディションが結果として反映されることで)職場環境のアラートに気づきやすくなり人間関係や職場環境の改善へ。
・(通常1年や半年に1回行われていた面談を)4半期に1度(推奨)保育者ケアをもとに行うことで、離職の兆候に気づける。
・(受診結果をもとに面談を行うことで)本音を引出し適切なフォローが可能。

コメント

■試験導入園の声
社会福祉法人 山ゆり会 まつやま大宮保育園 園長 松山圭一郎

姉妹園4園の結果と個人の結果を見たいと思い、実施しました。分析結果が想像と違う方向に向いていたので、自分が客観的に見れていなかったショックと驚きがありました。早速分析レポートをもとにネガティブな結果だったスタッフとも話したところ、いろいろな出来事が原因で落ち込んでいたようですが、吐き出せたことと問題や課題を共有してもらえたことで少しスッキリしたような感じが伝わってきています。なぜその時にそう思ったということもそれぞれから聞くことができるので理由が明確になり、私としてもスッキリしました。定期的なチェックをこれから行うことも好感をもたれています。

鎌倉女子大学 児童学部 児童学科 小泉裕子教授
職業柄、たくさんの保育者に出会いますが、その多くが「保育の仕事にやりがいを感じる」と専門的職業の価値を認めています。保育の優れた職業観は、働いている園で出会う子ども・保護者そして同僚たちから得られる感動の数々に依拠されているようです。しかし、保育者一人ひとりの充実感はその園固有の環境によって大きく左右されているのも実感します。「先輩や同僚に恵まれない園」と嘆く声からは、改善の余地がないと勝手に思い込む傾向も散見されます。自分や同僚の気持ち・コンディションに気づき合うだけで、保育者本来が持つ人への優しさ、職場環境への思いを共有できるはずです。キッズリー保育者ケアは、一人ひとりの保育者と向き合うための資料になるだけでなく、個と園全体で調和のとれた職場環境を作り上げ、保育の質を高めるための力強い味方になることでしょう。

利用した保育士の声
※試験導入園でのアンケート結果(原文ママ)
・日々過ごしている中で、あまり自分の事を振り返る時間を持たなかったので、今の自分の気持ち知ることが出来た気がします。色々と考えさせられました。(40-44歳)
・自分の仕事内容や職場の雰囲気を振り返ることができました。 また自分自身の保育の反省にもつながりました。(20-24歳)
・職場の実態を保育園全体で考えてくださることは、職員にとってとても良いことだと思います。(40-44歳)
・職場環境には感謝しています。 経験が浅いため、子供への接し方に迷いがあることを改めて感じました。(40-45歳)
・直接いいづらいことを回答できるので、良いと感じた。(20-24歳)
・このようなアンケートがあり、少しでも気持ちを知ってもらえるのはいいことだと思います。(25-29歳)
・自分の回答が知られるのではないかと思うと嫌ではあるが、率直な気持ちを知ってほしかったので良かったと思う。(25-29歳)

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
森脇 潤一

厚生労働省の保育士確保プランによると平成29年度末に国全体として新たに6.9万人の保育士が必要とされています。それに合わせて官民合わせて様々な取り組みが実施されておりますが、一方、保育士資格を保有しながら約76万人が就業していないという現状があります。志高く保育士の道を選ばれ就業された方が、永続的にモチベーション高く業務に当たられる環境を創りだすことは出来ないかと検討を進めて参りました。 大規模な実証実験を行い保育士・職場のコンディションを可視化し、面談と組み合わせることで離職防止&職場活性化に繋がることが明らかになりました。保育士や園の責任が増していく中、キッズリーを通して安定的に働きやすい環境をサポートいたします。

本件に関するお問い合わせ先

https://www.recruit.co.jp/support/form/

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