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カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2019
ユーザーが最も注目したのは 新車販売も好調な「スズキ ジムニー」
増税影響で異例の結果!平均価格1千万円超モデルがTOP10入り

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2019-12-17

カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2019
ユーザーが最も注目したのは 新車販売も好調な「スズキ ジムニー」
増税影響で異例の結果!平均価格1千万円超モデルがTOP10入り

2019年12月17日 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ

株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:柏村 美生)が企画・制作する中古車情報メディア『カーセンサー』は、この1年で掲載された約7,500モデルの中から、購入意欲の高さに着目し、ランキングを実施しました。その結果、ユーザーから最も注目を浴びたのは2018年7月にフルモデルチェンジした現行型の「スズキ ジムニー」となりましたのでお知らせします。本年は消費増税前後が調査期間に含まれ、"駆け込み"として高価格帯にも注目が集まりました。
新車とは異なり中古車市場では需要と供給のバランスが直接的に価格に反映するのが特徴で、過去発売されたあらゆるモデルが順位付けされたランキングは必見です。

■カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2019は「スズキ ジムニー」に栄冠

国内最大級の中古車情報メディア『カーセンサー』が保有する膨大なデータを基に、2018年11月~19年10月までの中古車市場でユーザーから最も注目されたモデルを発表する「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」。
第6回目となる今回は、2018年7月にフルモデルチェンジした「スズキ ジムニー」がイヤーカーの栄冠に輝きました。人気が高かった歴代ジムニーが持つ「プロの道具」というコンセプトを受け継ぎ、安全装備など日常使いにも役立つ性能を進化させたモデルです。

20191217_05.jpg

スズキ ジムニー

■平均価格1千万円超モデルも。消費増税に加え"高価格も選択肢"で中古車選びに変化


20191217_2.JPG今年はTOP10入りしたモデルの半数が平均価格100万円を超えました。中でも、平均価格1,473万円の「ポルシェ 911(2011~2019年)」が昨年から順位を上げて6位にランクインしました。7位には、平均価格が357万円の「マツダ CX-8」(2017年~)も新たに登場。TOP10中8台が100万円未満だった昨年に比べると、「異例の結果」(カーセンサー編集長)と言えます。
順位変動には、2019年10月の消費増税が影響したとみられます。消費者がしばらく「買い時」を狙っていたとみられる高価格帯モデルの中には、増税前にかけて物件当たりのメール問い合わせ数が一気に増加し、10月以降は減少する様子が見られました。
今回ランクインした平均価格100万円以上のモデルのうち「CX-8」「アルファード」「911」はいずれも物件1台当たりに対する問い合わせ件数が増税前に盛り上がり、増税後の10月には沈静化しました。

20191217_3.JPG

■カーセンサー編集長・総括コメント

20191217_4.JPG増税前のほぼ1年間を調査対象とした今年、TOP10の顔ぶれに大きな変化がありました。中古車ランキングとしては異例となる、昨年発売した「スズキ ジムニー」が栄冠に輝きました。上述の通り、TOP10には昨年以上に高価格帯のモデルが複数ランクインしたのも特徴的です。
(1) 中古車市場の傾向

ここ数年、新車購入を検討する層が、高価格帯の中古車も同時に検討するようになってきています。
クルマ自体の性能が技術革新によって年々進化しており、発売後それほど年数がたっていないクルマには中古でも「先進安全装備」と呼ばれる機能が搭載されていることが理由に挙げられます。特に新車時価格が高価格帯のクルマであれば「たとえ1世代前であっても十分に満足」と言える機能を有していることが多く、新車時に比べて安い金額で購入ができるタイミングを狙う消費者が増えています。
また、消費者の間で「フリマアプリ」が浸透し、リユース品全般に対する抵抗感が減少したことも背景にあると考えています。
つまり、消費者がクルマ選びの際に中古車を選択肢とする理由が「安く、すぐに手に入るから」「限られた予算で選択肢が増えるから」だけでなく、「発売以来狙っていた高性能のモデルを、新車で買うより少しでも安く買えるから」というように変化してきていると考えられます。クルマ選びの"賢い選択肢のひとつ"として中古車購入が定着してきた現状が伺えます。
(2) 今年の傾向とTOP10について
今年は消費増税の影響とみられる動きもありました。いくつかの高価格帯のモデルでは、増税直前の2019年夏にかけて、掲載物件の1台当たりの問い合わせ数が増え、以降は沈静化する動きがみられました。
ランクインしたモデルを個別に見てみると、2018年7月にフルモデルチェンジした「スズキ ジムニー」は、先代モデル(1987~98年)のデザイン性を受け継ぎながらさらに進化。近年の性能向上による軽自動車ブームやキャンプなどのアウトドアブームとも相まって人気が過熱しました。
「マツダCX-8」が初登場でランクイン。2017年に登場したばかりのモデルですが、人気のSUVカテゴリーの中でもミニバンのように3列シートを持つのが特徴でファミリーから人気です。
常に根強い人気を誇る「ポルシェ911」は、992型と呼ばれる現行型が2019年に発売されたことでようやく価格が下がり初め、991型が昨年から順位を上げてTOP10入りしました。元々の金額が高く増税2%による価格増加分も大きいため、特に19年夏にかけて買い時を探るユーザーが増えたとみられます。

【本件に関するお問い合わせ先】

https://www.recruit.co.jp/support/form/

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