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2020年3月10日 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:柏村 美生)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、このたび、『スタディサプリ』を活用する高校1年生約4万人の学習データを分析し、スタディサプリの宿題提出率と基礎学力向上の相関関係を立証しました。
『スタディサプリ for TEACHERS』は、学校教育における先生の"生徒一人ひとりに寄り添いたい"をICTでサポートするツールとして、全国約5,000校のうち、2,575校の高校で活用されています。
今回、学校現場で使用されるオンライン学習と学力向上の関係を定量的に明らかにすることを目的に、『スタディサプリfor TEACHERS』を活用する全国の高校1年生約4万人の学習データを分析したところ、「宿題配信機能」(※1)で出された宿題の提出率、講義動画視聴時間の長さ、問題解答時間の長さが、「到達度テスト」(※2)の成績向上に大きく寄与することが分かりました。また、「到達度テスト」の成績向上と全国模試の成績向上にも、一定の相関関係があることを示す分析結果が得られました。
※1「宿題配信機能」:小・中学校の履修範囲から難関大学受験レベルまでの全範囲を網羅したWeb確認テスト・教材動画を組み合わせて、宿題として配信できます。進捗・結果はリアルタイムで把握可能です。
※2「到達度テスト」:「既習範囲を理解しているか」「学習習慣が身についているか」など生徒一人ひとりの苦手な単元や項目を把握し、生徒の基礎学力到達度を正確に測ることができるテストです。
全国の高校1年生を対象に、『スタディサプリ』上の学習行動および到達度テストの成績データを分析しました(N=40,560、分析期間2018年4月1日~9月1日、対象科目は数学(※3))。成績は何によって変動するのかについて回帰分析すると、学習行動のうち「宿題提出率」が、「到達度テスト」の成績向上に最も寄与の高い行動であることがわかりました。先生から配信されたオンライン課題に生徒がしっかり取り組み提出する行動が、学力の向上につながることを定量的に証明しました。
また、「宿題提出率」に次いで、学習に取り組んだ時間(「講義動画視聴時間」と「問題解答時間」)が大きな影響を与えることが分かりました。
先生が『スタディサプリfor TEACHERS』で配信する『スタディサプリ』の宿題に対し、生徒が内容を理解しようという意識をもって取り組み、それを最後までやりきることが、基礎学力の向上に寄与すると考えられます。
※3 弊社専属の数学講師監修の下、今回は数学の結果のみを分析
また、『スタディサプリ』を導入いただいているA高校において「到達度テスト」と全国模試の相関関係を分析しました(N=72、分析期間2019年11月6日~12月25日、2019年7月の模試結果を利用、対象科目は数学・英語)。結果、「到達度テスト」の得点と、全国模試の得点に相関関係があることがわかりました。
今回の分析では、「宿題提出率」が「到達度テスト」の成績向上に大きく寄与することがわかり、また「全国模試の成績向上」についても相関の可能性を見出すことができました。つまり、生徒が『スタディサプリ』のオンライン学習に着実に取り組むことで基礎学力の向上につながり、さらにそれが学力の土台となって、全国模試などの成績向上にもつながる、といえそうです。
スタディサプリはこれからも分析を重ね、学習者のみなさまの学習成果向上に努めます。
英語と数学のチェックテストキット(※4)を使って、毎週月曜日に小テストを実施していますが、それに対応する『スタディサプリ』の講義動画を週末に宿題として配信するようにしています。生徒の8割以上が動画を視聴し、宿題も提出しています。その結果、今まで学年が上がると基礎学習がおろそかになり外部模試での成績が下位層の生徒が増えてしまっていたのですが、今は増えないどころか減っており、着実に基礎学力がついてきたように思います。
また、オンラインで宿題を配信しているため、生徒の宿題提出有無が瞬時にわかり、生徒に対して声をかけやすくなりました。それにより生徒のモチベーションも上がったため、宿題提出率も上がり、生徒の基礎学力の定着につながったのだと思います。
活用事例詳細▶https://teachers.studysapuri.jp/cases/detail/3355/
※4「到達度テスト」の出題範囲に絞り込んだチェックテストをまとめた、紙の教材です。
『スタディサプリ for TEACHERS』は、学校教育における先生の"生徒一人ひとりに寄り添いたい"をICTでサポートするツールとして、全国約5,000校のうち、2,575校の高校で活用されています。生徒一人ひとりの進路や学習情報を一元管理・可視化し、よりよい指導を実現できます。
▼学習支援
「到達度テスト」の結果に基づき、生徒一人ひとりの苦手科目・単元を管理できます。また管理にとどまらず個々の苦手分野に対応する講義動画を宿題として配信することも可能です。取り組み履歴や問題正答率をリアルタイムに把握できるため、学習が進んでいない生徒に補講を実施するなど時機をとらえた手厚いサポートが可能になります。
▼進路選択支援
適性診断の結果や生徒が請求した学校資料、オープンキャンパスの予約状況などを集約して管理することができます。先生間での情報共有や引継ぎにも活用できます。
▼主体性育成支援
生徒一人ひとりの「日々の活動状況」などをデジタルでいつでも記録し、振り返りに活用することができ、大学への出願資料作成等にも活用できる機能です。先生は『スタディサプリfor TEACHERS』から記録情報の閲覧・管理が可能です。
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学校教育での"オンライン宿題配信"機能で生徒の基礎学力向上を立証
―全国の高校1年生約4万人の学習データを分析―