リクルートテクノロジーズ、NTTデータと共同実験開始。ゼクシィ相談カウンターに、コミュニケーションロボット「Sota」設置 -ロボット3体との対話による、来店者様の行動変化を検証-
株式会社リクルートテクノロジーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘、以下:リクルートテクノロジーズ)は、2016年7月2(土)・3(日)・9(土)・10(日)日の4日間、ゼクシィ相談カウンター(※1)にコミュニケーションロボット「SotaTM(ソータ)」(※2)を設置し、「ロボットと人間のコミュニケーション」に関する実験検証を行います。来店者様は3体設置されたロボットとの対話を通じて、ジュエリーに関する情報提供や指輪診断といったサービスを受けることができます。
本取り組みは、「複数のロボット同士の対話が、来店者様の指輪に対する関心や購買意欲に変化を与えるか」など、ロボットとのコミュニケーションによる人間の心理変化・行動変化を検証することにより、ロボットの新しいマーケティング活用の可能性を探ることを目的としています。
※1 全国に67店舗展開しており、プロのアドバイザーが結婚式場に関するサポートを実施します。来店者様は、結婚式場だけでなく、ドレスや指輪に関する相談も行えます。
※2 ヴイストン株式会社が開発した身長28センチのコミュニケーションロボットです。画像認識、音声認識、音声合成等を用いたアプリ開発が容易にできることが特徴です。「SotaTM」はヴイストン株式会社の商標です。
①共同実験の背景 -ロボット同士の対話は人間の購買活動にどのような影響を与えるのか-
これまでリクルートテクノロジーズは、独自の対話エンジン(※3)を開発するなど、ロボットの対話精度向上をはじめとする「技術面」の探求に力を入れてきました。今回は、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本敏男、以下:NTTデータ)との共同コンテンツ開発により、ロボット同士の対話に人間はどう影響されるかという「心理面」での検証に着手します。
検証では、結婚式場やドレス、指輪などに関して相談に訪れた来店者様がターゲットのため、基本的に2人ずつでの来店を想定しています。
例えば「来店者様2人とSota3体」など、人間よりロボットが多い状況の中でロボット同士が対話することにより、人間の購買意欲に変化が起こるかを検証します。
今までの取り組みでは、ロボットと人間の対話は、雑談ベースのみで行われるケースも多く、主に店舗などへの「呼び込み役」としての活用を期待されてきました。今回は、来店者様に対し、ジュエリーに関する情報提供をするなど、「営業力」としての活用も視野に入れ、ロボットの新たなマーケティング活用の可能性を探ります。
※3 リクルートテクノロジーズ内の研究開発機関アドバンスドテクノロジーラボ(以下、ATL)では、自然言語処理技術を活用して独自の対話エンジン「TAISHI」を開発しています。これまでの事例としては、ソフトバンクロボティクス株式会社が開発・提供する人型ロボット「Pepper」へ「TAISHI」を独自に導入し、株式会社リクルート住まいカンパニーが運営する「スーモカウンター」の接客担当として設置するなど、様々な活用・実証実験を行ってきました。
②ゼクシィ相談カウンターへ、コミュニケーションロボット「Sota」を導入。共同検証を期間限定で実施
2016年7月2(土)・3(日)・9(土)・10(日)日の4日間、「コミュニケーションロボットによるカスタマー向けジュエリー情報提供システム」を「ゼクシィみなとみらいカウンター」および「ゼクシィ町田カウンター」に導入し、来店者様に対して、指輪診断やジュエリー基礎知識の情報提供をします。
「パンフレットへの興味喚起(手に取る、持ち帰るなどのアクションの有無)」・「ロボットとのインタラクション数」といった情報を評価することにより、マーケティング施策としての有効性を検証します。
【使用機材】
●Sota3体 ●タブレット端末 ●センサー(※4)
●無線LANルータ ●VPNルータ ●モバイルWiFiルータ
●クラウドロボティクス基盤(※5)
【対話の流れ】
・コンテンツが開始されると3体のSotaおよび来店者様との対話が始まります。
・来店者様が、Sotaからの質問に対し、「Yes/No」を選択すると、Sotaの対話とタブレット端末の画面を通じて、ジュエリーに関する情報提供を受けることができます。
▼コミュニケーションのイメージ | ▼実施概要 |
■日時 ■場所 ■内容 ■評価方法 |
※会場の都合により、上記日程での報道関係者様からのご取材はご遠慮頂いております。
ご取材を希望される報道関係者様は、7月20日(水)に都内某所で体験会を実施いたしますので、お気軽にリリース末尾の連絡先までお問い合わせくださいませ。
※4 センサーは現在、表情など来店者様の状態を把握するために使用しています。
※5 ロボット単体に限らず、他のロボットや複数のセンサーデバイスを連携させて、利用者や環境状況を正しく認識し、高度な知的処理を行うNTTデータが研究開発を進めている基盤です。
お問い合わせ先
株式会社リクルートテクノロジーズ PR事務局 アウル株式会社
TEL:03-5545-3888 FAX:03-5545-3887 MAIL:https://www.recruit.co.jp/support/form/