HELPMAN JAPAN 淑徳大学 社会福祉学科の大学生を対象とした「福祉カンファレンス」を実施

7月27日(木)、千葉県千葉市中央区にある淑徳大学 千葉キャンパスにて、株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林大三)が運営する介護業界の就業人口を増やすことを目的としたプロジェクト「HELPMAN JAPAN」が、福祉系就職に前向きな大学生を増やすため、淑徳大学キャリア支援センターより就職セミナーを受託し、同大学 総合福祉学部 社会福祉学科の1~3年生を対象に「福祉カンファレンス」を実施いたしました。

今回の「福祉カンファレンス」は、福祉系就職へのプラス面や正しいイメージを知ってもらうことで、福祉系就職は自分に合うのかを考えるきっかけとなることを目的とし、イメージがつきにくい福祉業界への不安要素に対してお答えしていく内容を実施しました。

当日は、3限・4限の2回に渡って開催し、合わせて50名程の学生にご参加いただきました。

まず、HELPMAN JAPAN講師による講義では、介護業界に対するイメージ調査*1より、介護職に対するポジティブ面・ネガティブ面を整理し、いくつかのテーマに絞ってリアルな介護業界をご紹介しました。
例えば、介護に関わる職員は増えており、他の業界と比べ離職率は遜色ないことや、給与面も悪くないこと、休暇も比較的取れる業界であること、介護ロボットなどICTを活用した介助の最新トレンドをお話ししながら、体力的なきつさも軽減されていることなどを語りました。

また、福祉の仕事の喜びを知ってもらうため、HELPMAN JAPANのサイト*2で紹介している介護で活躍されている方々のご紹介もいたしました。
新しい地域包括ケアのやり方を見出す先駆者や、ペットと暮らせる施設、女子高生がいつでも来られる寺子屋のようなデイサービスを作った方などを通して、今、日本の介護の分野に世界も注目しており、それだけ成長産業であることをお伝えしました。

最後に、講義中に学生が疑問に感じたことを紙に書き出していただいた質疑応答の時間では、「社会福祉士の資格を持っていても介護ヘルパーの資格も必要になるのか?」「男女で給料に差はあるのか?」「キャリアアップについて知りたい」などの質問が挙げられ、活発な意見交換の時間となりました。

実施後のアンケートでは「先入観は良くないと感じた」「介護業界のポジティブなイメージがわいた」「福祉業界が他の業界とあまり変わらないと知った」「機械化などで負担が減っていることがわかった」「介護の社会的イメージを変える必要があると感じた」などの意見が挙げられ、福祉業界のイメージが良くなったと回答した学生は全体の86%にのぼりました。

離職率が高く、きつい仕事というイメージだけが先行しがちな福祉・介護職ですが、福祉・介護業界のトレンドや現状、活躍されている方の事例などをお伝えしながら、介護人材の増加、イメージ向上に貢献できるよう、これからもHELPMAN JAPANはこうした活動を引き続き実施してまいります。

*1【訂正版】HELPMAN JAPAN「介護サービス業 職業イメージ調査 2015」
https://www.recruitcareer.co.jp/news/20151026_2.pdf

*2 HELPMAN JAPANサイト
http://helpmanjapan.com/

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