新型コロナウイルス禍の転職市場動向レポート 全14業界を解説
リクルートキャリアの人材紹介領域を中心とした、主要業界の求人・求職者の動きをレポートしています。2020年度に入り、転職市場は新型コロナウイルス感染症という不測の事態により急速に変化しています。新型コロナウイルス感染症の拡大に備える改正特別措置法に基づいた初の緊急事態宣言を経験し、転職市場がどう変化しているのか。情報の偏在や一部の報道による不安、不要な萎縮を回避する為、今起こっている実態を、より多様な領域担当の視座に立ってレポートしています。
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こちらのレポートは5月取材時の情報を元に作成しております。
14業界
- IT業界
業態・企業によって差はあるが、採用活動は比較的活発
専門性の高いピンポイントな求人が増加傾向。多くの企業がWeb面接導入済 - コンサルティング
シニアコンサルタント以上の求人が増加。未経験でも専門性を求める傾向に
求職者側はWeb面接が当たり前になったことで転職活動のしやすさが向上 - インターネット
Web面接の浸透で、各企業ごとの対応スピードと工夫の差が露わに
求職者は「明確な事業計画・事業の安定性/将来性」を重視する傾向に - 自動車
「MaaS」や「CASE」の推進は止まらず、異業界人材を求める傾向は強い
採用ポジションの選択と集中は進むが、新しい採用手法への対応は急務 - 総合電機・半導体・電子部品
ハードからソフトへ。採用が活発な領域と落ち着く領域が二極化
先行投資分野での採用は続く - 素材・エネルギー
再生可能エネルギーなど環境系の人材を求める動きは継続。半導体関連求人は増加 - 医療・医薬・バイオ
CRO/CSOの求人は落ち着きを見せ、生産管理・工場関連求人が活発に
今後の投資領域であるデジタル、データ活用分野は引き続き採用は加熱 - 建設・不動産
Web面接の導入が遅れ、異業界との人材獲得競争では厳しい状況
求職者は企業体質や危機管理能力を重視 - 銀行・証券
銀行は採用が活発。RM、デジタル、リスク対応等幅広い求人がでている
証券は新領域への投資とコスト削減の動きから、IT、経理財務、監査求人が活発 - 生保・損保
デザイナーやWebディレクターの採用へシフトしている(生保)
Web面接への対応が進む企業と遅れる企業で採用のスタートに差がでている - 消費財・総合商社
採用は比較的活発。アフターコロナへの対応を見据える - 人材・教育
教育分野はオンラインに注力。公教育のIT化の流れもあり新たなビジネスチャンスも - 外食・店舗型サービス
影響は大きいが、オンラインサービスや中食、スーパーなどは好調
同じ業態でも企業ごとに状況は異なる - ベンチャー領域
重要テーマは「遠隔」へ
アバター・ロボット・ドローンなど、遠隔でも「実現したいこと」ができる技術に注目
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