現役プロ野球選手へ「セカンドキャリア」に関するアンケート実施
2011年10月に宮崎にて開催されたフェニックスリーグ中に、現役若手プロ野球選手に対して、今回で5回目となる「セカンドキャリアに関する意識調査」を行いました。以下、集計結果をご報告いたします。 アンケート回答者平均年齢が23.7才と若いことから、本調査があくまで「若手プロ野球選手の意識調査」と限定的な位置づけであることを前提に、内容をご確認ください。
対象
フェニックスリーグに参加した12球団所属選手に配布。うち、223名回収(n=223)
調査方法
無記名によるアンケート配布・記入方式
属性
- ・平均年齢:23.7才(18~31才)
18~22歳=76名
23~26歳=104名
27~29歳=33名
30歳~=10名 - ・プロ野球平均在籍年数:3.4年(1~14年)
- ・入団前履歴:高校50.7% 専門学校1% 大学30.1% 社会人13.9% その他4.3%
- ・2011年度平均年俸:829.1万円
- ・独身既婚比率:80.6%(179)・19.4%(43) うち、子供がいる:27世帯
- ・主なポジション:投手/52.3%(114)、捕手/12.4%(27)、内野手/21.1%(46)、外野手/14.2%(31)
※本調査の集計結果は、小数点第二位以下を四捨五入して表記しております。予めご了承ください。
【全体サマリ】
- 1.「引退後に不安を感じている選手」は、全体の70%。若干減少傾向にある。
(過去の推移は、75.8→76→74→72%) - 2.「不安」の内訳は、進路と収入で86.4%。年収よりも、加齢とともに不安を感じる比率が高まる傾向にある。
- 3.引退後、最初に相談する相手としては「家族」が73%と圧倒的。高校・大学時代の監督が次に続く。
- 4.引退後の進路は、高校野球指導者、大学・社会人野球指導者の道を希望する人が多い。
→球界以外の選択肢では、「飲食店の開業」を挙げる選手が多かった。 - 5.64.3%の選手が、「貯蓄がある」と答えている一方、25.4%が貯蓄があるかどうか、「わからない」と答えている。
(社)日本野球機構NPBセカンドキャリアサポート
(株)リクルートエージェントプロアスリートキャリア支援チーム
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