「中途入社後活躍調査」第2弾 中途入社者の「パフォーマンスの発揮」に寄与する「人事によるコミュニケーション」は、「入社前のオープンで十分な情報開示」と「入社後5か月目までの面談」

株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 大三)は、従業員300名以上の企業に中途入社後1~3年の方を対象にアンケート調査を実施し、946名から回答を得ました。当該結果を「中途入社後活躍調査」として取りまとめましたので、ご報告いたします。

本件の詳細はこちらをご覧ください。
20190424.pdf (984.4 KB)

調査実施の背景・調査の目的

昨今の求人意欲の高まりや働き方改革の機運の高まりを受け、企業の採用にはじまり人事部の活動はますます重要になっています。そうした状況を受けて、中途入社者が入社後に高い成果を出したり、長く働き続けたいと思うようになるにはどのような人事施策が有効なのか明らかにすることを目的に、調査を行いました。

調査の全体像

本調査は、学習院大学の守島基博教授に分析と分析の解釈に対する助言を頂き、取りまとめています。第1弾では中途入社者の「パフォーマンスの向上」には人事との面談、「離職意向度の低減」には上司との面談がそれぞれ有効という分析結果をご報告しました(*1)。今回発表する第2弾では、第1弾で判明した、『中途入社者の「パフォーマンス向上」には人事との面談が有効』という点に着目し、中途入社者の「パフォーマンスの向上」と「人事とのコミュニケーション」に焦点を当てた調査を新たに実施いたしました。当該調査の分析結果の詳細をご報告いたします。

【前回】第1弾:「入社後の受入れ施策」は、パフォーマンス・離職意向度に影響するか?
今回:どのような「人事とのコミュニケーション」がパフォーマンスに影響するか*2
【次回】第3弾:どのような「上司とのコミュニケーション」がパフォーマンス・離職意向度に影響するか?

第2弾調査結果のポイント

  • 「人事とのコミュニケーション」について、時期について比較したところ、入社前に行っている人の方が、入社後と比較してパフォーマンスを発揮している人が多い傾向が見られる

  • 入社前後とも「人事とのコミュニケーション」を行っている人は、全くコミュニケーションを行っていない人よりも、パフォーマンスを発揮している傾向が見られる

  • パフォーマンス発揮者の8割は、入社前に人事とコミュニケーションを図っている。コミュニケーションの内容では特に、「入社を検討する上で十分な情報を得たか確認してもらった」 「入社後に想定される疑問や不安を解消する情報を、隠すことなく開示してもらった」割合がパフォーマンス不十分者と比べて相対的に高い

  • パフォーマンス発揮者の7割が、入社後も5か月目までに人事との面談を行っている



(*1): 第1弾リリースの詳細はこちらをご参照ください:https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2018/181009-02/

(*2): 第1弾とは別に新たな調査を実施


本件の詳細はこちらをご覧ください。
20190424.pdf (984.4 KB)