就職プロセス調査(2021年卒)「2020年5月1日時点 内定状況」 就職内定率は45.7%、前年同月比-5.7ポイント。企業の対面での採用選考活動が足踏み

株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 学)のよりよい就職・採用のあり方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。

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企業は採用選考の再開スケジュールなど、今後の予定についてタイムリーな情報提供を

5月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は45.7%(-5.7ポイント)※1と20年卒と比べ低くなりました。現行の採用スケジュールとなった17年卒以降で、内定率が前年同月を下回ったのは初めてです。学生が4月中に行った活動の実施率を見ると、「面接など対面での選考を受けた」が35.2%(-34.9ポイント)と前年と比べ大きく減りました。一方で、「Web上での面接を受けた」が56.9%(+49.3ポイント)となり、緊急事態宣言の影響から主な面接の場が対面からオンラインとなっている様子がうかがえます。また、「エントリーシートなどの書類を提出した」や「適性検査や筆記試験を受けた」は前年同月と比べ微減となり、新型コロナウイルス感染症の影響により企業の採用活動が制限されることで、選考の進捗が鈍くなっている様子が見受けられます。人事担当者から話を聞くと、企業はオンラインのみの選考で内定まで出すことが難しいという声もあり、思うように内定出しができない現状がありそうです。一方で、学生からは「企業の今後の選考予定が分からず不安」という声が聞かれます。企業は、現時点で止まっている採用選考がいつ再開するのかなど、今後の具体的な予定をタイムリーに情報提供することが望ましいでしょう。
※1 ( )内数値は前年同月差

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