【Web面接TOPIC】対面とWeb、形式の違いによる学生の企業への理解度に差はない。懇親会や定期的な連絡などが理解促進を促す
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 学)のよりよい就職・採用のあり方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
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対面、Webという形式の差ではなく、お互いの理解を深める取り組みこそ重要
新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言の影響で、今年の就職活動は様変わりしました。今まで主流だった対面の面接に代わってWeb面接も多くなり、学生の多くが、不慣れなWeb面接に不安を感じながら就職活動をしていました。10月に内定式を予定している企業も多くありますが、「Web面接で直接会えていないから、企業のことが理解できていないのではないかと不安」という学生の声や、企業からは「Web選考のみだったため、動機づけが不十分な気がする」といった声も聞かれています。では本当に面接形式によって学生の企業への理解度は変化するのでしょうか。9月1日時点で就職先が確定している2021年卒の学生に「確定している就職先のことを理解できているか」を聴取しました。その結果、面接形式が「すべて対面」「すべてWeb」「対面とWeb」のいずれの場合でも、「理解できている・計」が80%を超えました。企業への理解度について不安視されているWeb面接ですが、実際のところ大きな差はないと言えます。企業への理解度は、対面、Webという形式よりも、学生にどのような情報提供の場を設けたかで変化します。理解度別に情報接点を見ると、「理解している」学生の方がより「内定者懇親会」「社員との懇親会」を経験していることがわかりました。企業は対面、Webなどの検討もさることながら、学生を理解し、また自社を理解してもらうために、いつ誰から何を伝えるかという機会をタイムリーに設けることが重要と言えそうです。
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