SRE 販促領域プロダクトディベロップメント2ユニット(飲食・ビューティー・事業開発) 
飲食・ビューティー・事業開発領域エンジニアリング部
プロダクティビティエンジニアリンググループ
甲谷 悠 Yu Kabutoya

高い志を持つ仲間たちと一緒に、
システムやサービスをより良く成長させ世の中に提供していきたい。

どのような魅力と可能性を感じて、リクルートを選んだのでしょうか?

前職は、大手コンサルティング会社でシステムアーキテクトを務めていました。金融・流通業界のプロジェクトを担当し、開発案件や運用フェーズのプロセス改善に携わる中、システムやサービスを生み出す喜びを味わいました。しかし、クライアント先のプロジェクトのため、「そのシステムやサービスがどのように成長していくのか、どのような局面でクローズすることになるのか」といった、中長期的なサービスの運用フェーズに携わることはできていませんでした。仕事にやりがいは感じていたものの、「システムやサービスが使われる過程に携わり、より良く成長させていく経験がしたい」という思いが強くなり、悶々と過ごしていましたね。そんな中、リクルートに転職していた友人と会う機会があり、視座の高い仲間たちから刺激を受け一緒に成長しながら仕事に取り組んでいる、という話を聞き「面白そうな会社だな」と思いました。

そのとき、偶然にも以前から登録していた転職エージェントから「リクルートのグループ会社(当時はリクルートテクノロジーズ)でエンジニアを募集している」という連絡がありました。面談で話を聞いてみたところ、まさに自分が本来やりたかった経験ができると感じましたね。裁量の大きな仕事を任され、当事者意識を持ってサービスを成長させていける点はもちろん、開発プロセスの新構築や組織づくりにも携われる、という話に惹かれました。私自身、「本当に必要なことは何か。サービスやシステムを利用する人々のためには、本当にこのアプローチでいいのか」を突き詰めていきたいので、ゼロからサービス運営を構築し価値を生み出していけることは大きなやりがいにつながると感じました。また、リクルートには、高い志と技術を持つ人たちも多く、そんな仲間たちと切磋琢磨しながらチャレンジできることにも面白さを感じ、入社を決意しました。

開発サイドと運用サイドの橋渡しをして、
より安定的な運用を目指しサービスの価値を高める。

仕事内容とミッションについて教えてください。

入社当初は開発エンジニアとして、求人情報媒体『タウンワークネット』『フロム・エー・ナビ』などのインフラの開発・保守運用、アプリの保守運用、運用フェーズのプロセス改善を行いました。
入社4年目以降は、旅行、飲食、美容領域におけるシステムと運用プロセスの品質向上を行うSRE(Site Reliability Engineering)を担い、その後グループのマネジャーに任用されました。

そもそもSREとは、サイトやシステムの信頼性を高めること。そのために、開発サイドと運用サイドの橋渡しを行い、安定的なシステム運用と開発の生産性を高める仕組みを検討・実装するのが役割です。ただ、リクルートのSREとして大事なのは、サービスを維持するためだけでなく、サービスが持つ本来の能力を発揮できるように運用すること。そのために、運用における無理・無駄な作業を省き、開発サイドと運用サイドが一体となって業務を推進できる環境を整えることが何より欠かせません。

新規サービス開発の場合、インフラのアーキテクチャを設計・構築・実装する際には、開発ディレクターや開発エンジニアと話し合いながら、必要なインフラとそうでないものとを検討します。例えば、「ボタンをクリックしてから何秒以内にレスポンスがあるスピード感は必要」「地震などの災害で停電が起きても稼働できるようにする」といった要望を洗い出し、それにはどのようなインフラ構築をして、アプリにはどのような機能を実現したらよいのかを一緒に考えます。また、「このサービスは、誰のどんな役に立つのか」「サービスをより良くするには何が必要なのか」を、運用サイドにも的確に伝えるために、サービスの背景や目的を深く理解することも心がけています。チームが同じ視点を持って取り組んでいけるよう、具体的な施策を示すことが重要です。
一方、既存のサービスの場合、日々モニタリングをして「レスポンスタイムが3秒遅くなるとコンバージョンがこれだけ低下する」など、システムに対して無駄な負荷がかかっていないか、より良い状態が保てているかを考え、次のエンハンスへ向けた動きの検討を行っています。現在担当している旅行・飲食・美容領域だけでも複数のシステムが存在していますが、それぞれに対して適切な品質を提供できるような機能・運用を考えるのも、この仕事の腕の見せ所。SREの中には、インフラや運用を出自とするエンジニアも多く、リアクティブな働き方が身に付いている人もいますが、システムに必要だと思ったことや自分がやりたいことがあれば、さまざまな業務に手を伸ばしていくことができます。アーキテクチャの見直しからプロセス改善など、チームに対しても本当に必要なサービスが何なのかを示し、サービスが持つ本来の価値を最大限発揮できるよう自らの観点で提案できるのは、リクルートのSREの醍醐味だと思っています。

多様なシステム環境を活用し、
先手を打ってサービスの信頼性を高めていく。

仕事のやりがいについて教えてください。

今やるべきことだけでなく、先手を打ってチームの舵取りができることは、やりがいのひとつです。
予算や期間などの制限も踏まえた上で「最低限、何をすべきか」を提案するだけでなく、開発サイドに向けてSREからアセスメントする仕組みも作っています。各サービスについて日々モニタリングをし、定期的に各所にヒアリングすることで、「こういうリスクがある」「今後を見据えて、このような機能を備えた方がいい」など、プロアクティブな提案を行っています。
かつて、とあるサービスのアプリに過剰にアクセスが集中したことがあり、ネットワークに影響を与えてしまう懸念がありました。私たちSREがそのリスクを事前に検知し、該当のシステムに対するモニタリングをする仕組みを作っていたことで、要因分析やさまざまな打ち手の提案を迅速に実行、実装することができました。動作検証では仮説定義から対策実施を1~2ヵ月程かけて行い問題解決しましたが、事前にリスクを検知できていなかったら倍の時間がかかっていたと思います。自分たちがいち早く施策を考え実行したことで、リスクに対してスピーディに対応できました。

リクルートのさまざまなサービスは大規模かつ多くの人が利用しているので、その仕組みを変えるSREの責任は大きいと感じています。例えば『ホットペッパーグルメ』のように日常的に使われるサービスは、飲食店の予約ができて当たり前ですし、その当たり前をより良く変えて、不便だと感じていることを徹底的に快適にしていきたいという気概をもって取り組んでいます。SREやシステムに携わるメンバーは皆、社会インフラを支えるような使命感を持って自律的に役割を果たしていると感じます。
また、リクルートにはさまざまなシステム環境に携われる面白さもあります。早い段階からIT投資を始めていた会社ですので、オンプレミスが大部分ではありますが、新しい機能の追加や品質向上のためにクラウドを活用したり、双方の機能を活かしたハイブリッドクラウドを使用したり。既存の環境にとらわれず、サービスにあわせて最適な方法を選択し取り入れていくことが可能です。技術的な幅が広がり、エンジニアとして視座を高めて成長もしていけますし、いろいろなサービスに対して「より良いシステムとは何か」を主体的に提案できる。だからこそ、システムに携わるチームを自ら動かし、サービスの本質的な価値を磨いていくためのチャレンジングな取り組みもしやすいと思います。

より良い変化を求める仲間が多いからこそ、
当たり前の業務プロセスを刷新できる。

これまでの経験の中で印象に残っているエピソードを教えてください。

SREを担当してから1年目に、『ホットペッパービューティー』の業務プロセスを刷新し、アプリケーションリリースの品質と効率性を大きく向上させたことです。
当初、アプリケーションをテスト環境から本番環境に置き換える際には、いくつかの開発チームとデータベース専任チームにまたがるやりとりが必要で、それぞれの確認・承認が取れなくては先に進められない状況でした。複数の確認・承認プロセスが入ることで、手間や待機する時間が必要以上に掛かり過ぎていたため、「本来なら10秒で終わる作業なのに、各承認を受けるまでに5分以上も掛かっている。これが何度も続けばどれだけの機会損失になるのか」と疑問を抱きました。そこで、アプリケーション運用の業務工数を減らすためには、運用プロセスを変化させる必要があると訴えたところ、「それなら、やってみたら」と上司が後押ししてくれて、この施策がはじまりました。
まずは、それぞれの現場でどういう運用をしているのか確認するため、各チームのエンジニアの隣で実際に何が行われているのかを見て、作業チケットから定量評価を行い、どこがボトルネックになっているのか分析していきました。また、同じリクルートのサービスであっても、内容も売り上げも働く人も違い独自の進化を遂げていますから、事業における文化を知ることも心がけました。「このサービスには、なぜその作業が必要なのか」「その背景は何か」など、事業の文化を知ったうえで現場の声を集めてこそ、必要なことを検討できます。
現場に張り付いた結果、「複数チーム間での品質チェックや作業内容承認ツール、フローがバラバラであること」が一番のボトルネックだと気づきました。そこで、業務プロセスを整理し、どんなチェック機能が必要なのか、それを実現するためにどういったツールが必要なのかを考えていきましたね。またシステム構築においては、元のシステムを活かしつつ足りないツールはアドオンで開発し、その後誰でもシステム変更や追加開発が行えるように作り込むことを心がけました。結果、チェック機能一つひとつの仕組みを改善し、それを積み上げ続けたことで、アプリケーション運用の業務工数を圧倒的に削減することができました。現場からは、「信頼性を持ってチェックできるようになった」「承認をスピーディに行うことで、ほかの業務に注力できるようになった」といった声も多くいただき嬉しかったです。
社会的にも認知度の高い、大きなサービスの業務プロセスを刷新するにはリスクも大きい。それでも、上司はSREに携わって間もない自分にチャレンジさせてくれました。現場の環境をより良くしていきたい、という熱意に期待し任せてくれた度量の広さに感謝していますし、こうした挑戦が実現できたのも、「今よりもっと良くしていこう」と考える人たちが多いからこそ。それまで当たり前であったやり方を変えることは一筋縄ではいきませんが、より良いサービスを目指して新たな取り組みにつなげていけるのは、リクルートの環境ならではだと思います。

多様な経験を積みながら自分のキャリアを描ける。
SREが売上に貢献できる仕組みを実現していきたい。

リクルートで働く魅力と、今後の目標について教えてください。

事業領域の幅が広いことに加え、オンプレ、クラウド、ハイブリッドなどさまざまな環境に携わり多様な経験を積むことができるのは、リクルートならではの魅力ですね。さまざまな知識を持つ人材も多く、研修や社員同士の勉強会などを通じて互いに刺激を受けながら、エンジニアとしてスキルを磨いていくこともできます。
また、開発組織としての技術分野の幅が広いこともポイントです。「SREとして入社したけれど、自分自身のやりたいことが明確になり、iOSエンジニアとして腕を磨きたい」と希望した場合も、リクルートにはiOSエンジニアのプロフェッショナルがいて活躍できる場があります。使う言語やインフラの形式なども多岐に渡るので、さまざまな経験を重ねながら目指すキャリアを探していくこともできます。たとえ、エンジニアとして将来のキャリアビジョンが明確でない場合でも、「今後、どういう成長がしたいのか」を言語化するところから寄り添い、やりたいことが何なのかを引き出してくれます。その時々に必要なチャンスも与えてくれるので成長機会は非常に多い。実際私自身、上司と対話する中で、SREの仕事がどういうものなのか解像度高くイメージできるようになり、やりがいやチャレンジできることが見え、今があると感じます。

私はこれからも社会に対して最適なサービス提供をするために、エンジニアが開発に注力していけるような環境を作っていきたいと思っています。また、志のあるメンバーを育てSREの価値を高めていき、将来的にはSREが売上に貢献できるような仕組みを作りたい。そのために、まずはサービスを日々モニタリングする中で、サービスのレスポンスタイムとコンバージョンが売り上げにこのくらい影響する、といったことを定量的に示し、機能開発以外の部分から事業成長を支える施策を行ってきたいと考えています。

記載内容は取材当時のものです。

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