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オンライントークイベント『高校生Ring WEEK』を、文部科学省後援のもと開催しました
2023.12.11 Mon
NEWS

『高校生Ring 2023』エントリー案件の傾向は?
参加後の変化も紹介!

『高校生Ring 2023』エントリー案件の傾向は?参加後の変化も紹介!

「アントレプレナーシップ」を身につける機会を提供する高校生のための参加型プログラム『高校生Ring』。今年のエントリー数は、合計2万5,827人となり、昨年度のエントリー数6,186人の約4倍となりました。本年度エントリーされた内容の傾向、参加校の先生、生徒の皆さんのコメントをご紹介します。

<本年度エントリーされた内容の傾向>

社内審査員のコメント

本年度も「半径5mの気付き」を起点にした、さまざまなプランが集まりました。
エントリーされたテーマは、学校生活、習い事、趣味、地域の生産物やお祭りについてなど多岐に渡りました。なかでも、「勉強に集中したいが、スマホなどの誘惑が多すぎて集中できない」など高校生自身の悩みに直結する課題を取り扱うチームが多い傾向に。また、解決策についても「自分が大変だった時、こういうサービスがあったらよかった」「自分がこうやって解決できたから、これを同じ悩みを抱えている人に届けたい」など自身の経験を起点に、使命感を持って取り組まれたことが伝わってくるプランが多数ありました。
審査会では、エントリーされたプランに対し、ビジネスとしての評価だけでなく、そのテーマ(課題、解決法)を設定した背景にある高校生の想いをしっかり読み込み審査を実施いたしました。

<本年度参加校の声>

宇都宮短期大学附属高校の皆様

宇都宮短期大学附属高校
先生のコメント

生徒一人ひとりが自分の持つ可能性に気づくきっかけになったらと、『高校生Ring』への参加を決めました。最初は、初めて取り組む「答えのない問い」に戸惑い、なかなかプラン作成が進まない様子でしたが、夏休みも利用して集中して課題に取り組み、プレゼンテーションの練習も繰り返しました。学校の大ホールで実施した最終プレゼンテーションでは、全員が予想を超える素晴らしい発表をしてくれました。生徒たちの達成感や満足感に満ちた表情を見て、取り組みを進めてよかったと思いました。
自らビジネスプラン作成に取り組むことで、高校生の今、社会にある商品やサービスの背景やお金の流れについて知ることができたことも、生徒にとってよい機会だったと感じています。チームで取り組んだことで、相手の話を聞く力やチームで協働する力がついたことも、大きな学びのひとつです。
『高校生Ring』を通じて得たこと、こうした気づきや学びが、生徒一人ひとりの将来につながればと願っています。

生徒のコメント

初めてこのプログラムについて説明を受けた際、新たなアイデアで便利さを生み出すという課題は、自由度が高すぎて、うまくいくか不安に思いました。また、チームで取り組むことについても、協働できるか自信がありませんでした。しかし、試行錯誤しながら何度も話し合ってプラン作成に取り組むなかで、チームの一人ひとりの得意分野が分かり、それぞれの強みを活かしあうことができました。全員の力をあわせて最終プレゼンテーションまで進むことができてよかったです。
自分でやってみて初めて、「商品やサービスを創造するのはすごいことなんだ」と思い、作る側の視点で世の中にある商品・サービスやテレビCMを捉えるようになりました。『高校生Ring』に取り組んだことをきっかけに、身近な課題に目を向ける機会ができたこともよかったと思います。


山陽高等学校
先生のコメント

生徒たちに答えのない問いに挑む力を身に付けさせたいと、2年生の総合的な探究の時間の取り組みの一環で、今年度から初めて『高校生Ring』に参加させていただきました。
「半径5m以内の問い」から、身の回りの「不」に気づくところからスタートしましたが、一番難しいと感じたのがそれをいかに「ビジネス」にするかでした。身近な「不」として学校内や通学路に対する不満などは比較的早く多く出てきましたが、利益を得ながら解決する方法となると、思考が止まってしまう生徒が多かったです。ただ、世の中の何気なく使っているサービスや商品が、多くの人のアイデアや苦労の末に私たちの目に触れていること、利益を得ることが簡単ではないことに気づいたようでした。
アイデアを形にする過程で「うまく形にできるか不安」と感じたり、途中でも「うまくプランを伝えられなくてモヤモヤした」と感じたりする生徒もいました。ただ、取り組み後には「いろいろな人たちと意見を出し合えて面白かった」「新しいアイデアを出すことにワクワクした」などポジティブな気持ちに変化している生徒も多くいました。答えのない問いに挑むよい経験になったと感じています。

生徒のコメント

『高校生Ring』に取り組んだことで、何気なく行っている日々の行動を改めて振り返ることができました。今まで、当たり前だと思っていたことに疑問を持ち、自分たちで解決策を考える機会はなかなかありませんでした。しかし、このような取り組みは初めてだったこともあり、思うようにアイデアが出ないこともありました。そんな中、先生をはじめとする周りの方々にアドバイスをもらい取り組んだことによって、最終的に自分が考えていたアイデアよりもよいものを提出することができました。この経験から、何事にも周りの人たちと協力し、コミュニケーションを取ることは大切だと学ぶことができました。一方、今回の取り組みの反省点は、アイデアを考えることに時間をたくさん使ってしまい、その後の具体的に説明することに対して時間をあまり使えなかったことです。この反省点を活かし、何かに取り組む時にはあらかじめ時間配分をし、余裕を持って行動するように心がけようと思います。将来、コミュニケーション能力や問題解決能力は必要なので、今回学んだことを忘れないように過ごしていきたいです。

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『高校生Ring 2023』ドキュメンタリー#1 ビジネスプラン作成編の動画

『高校生Ring』概要

『高校生Ring』は、アントレプレナーシップを身に付けるための学びを届ける教育プログラムです。リクルートではアントレプレナーシップを「自ら問いを立て行動し、変化を起こす力」と定義します。先の見通しが立てにくい時代に、「半径5m」にある自分の視点からビジネスを考えるプログラムを通じて、参加いただく高校生の皆さんが自分への理解を深め、興味があること、やりたいことを見つけるきっかけとなることを目指します。

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