2021年関西圏新築マンション契約者動向調査~平均購入価格は4,780万円で、2001年調査開始以来、過去最高に もっと広い家に住みたい、税制が有利で買い時という理由が、2020年よりやや増加~
株式会社リクルート (本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村吉弘)の住まい領域の調査研究機関であるSUUMOリサーチセンターでは、新築分譲マンション市場の実態をつかむために、関西圏の新築分譲マンション契約者を対象とした調査を2003年(※2001、2002年契約者分も回収あり)より毎年実施しております。この度、2021年に契約された方の動向を取りまとめました。時系列比較をしながら、概要をご報告いたします。
1. 世帯主の平均年齢は40.4歳 2001年調査開始以来、最も高い
- 2020年よりシングル世帯、シニアカップル世帯がやや増加 2001年調査開始以来、最も高くなった
2. 既婚世帯の共働き比率は65% 2020年よりやや低下
3. 平均世帯総年収は854万円で、2020年とほぼ同じ
- 総年収1,000万円以上の既婚共働き世帯が、全体の13%
4. 購入した物件の所在地は北摂エリアの割合が最も高く26%で、2020年とほぼ同じ
- 2020年と比べて、他エリアでの購入(流出)が増加したのは、南大阪・和歌山エリア、京阪エリア
5. 2001年調査開始以来、平均購入価格は4,780万円で最も高く、平均専有面積は69.3㎡で最も小さく
6. 自己資金比率平均24.3%、2020年よりやや上昇
- ローン借入総額は平均4,091万円、2005年以降で最も高い。
- 世帯主と配偶者のペアローンが、全体で2割強、既婚・共働き世帯では4割弱
7. 「もっと広い家に住みたい」「税制が有利で買い時」という購入理由が、2020年よりやや増加
- 住まい探しにあたって求めた暮らし方のイメージは、「日々の生活がしやすい」が最も多く34%
- 2020年より、地縁、周辺環境の重視度が上昇、通勤アクセスの重視度が低下
8. 中古マンションとの並行検討者は全体の47% 2020年とほぼ同じ
9. 購入を思い立ってから契約までの期間は昨年と同じ平均9.1ヶ月 過去最短の2019年より1ヶ月長い