2024.11.21飲食
外食店の「ダイナミックプライシング」実施店の認知率は57.0% 同じメニューが時間帯や立地等で価格が変わることに「納得できる」54.3%が、「納得できない」18.3%を上回る
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株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2022年11月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
1. 外食市場規模は12カ月連続で前年比プラス。2019年同月比は73.1%で前月(同78.7%)から後退
2. 単価は13カ月連続で前年超え、2019年同月比は103.4%で7カ月連続コロナ禍前同月超え
2022年11月の外食市場規模は、3圏域合計で2479億円。前年同月比(以下、前年比)は+90 億円(103.8%)と12カ月連続の前年比プラスであった。ただ、11月は新型コロナウイルスの感染第8波に入った時期と思われ、前年比の増加額や伸び率は鈍化した。2019年比(コロナ禍前比)は、73.1%と前月の同78.7%から後退。外食単価は13カ月連続で前年実績を上回り、外食実施率、頻度が19年比(コロナ禍前比)で前月からマイナス幅が拡大した一方、単価は2019年比でも103.4%と前月(同101.4%)よりも伸びた。外食市場規模の食事主体業態・計は前年比106.4%(2019年比 80.7%)、飲酒主体業態・計は同96.7%(同61.0%)、軽食主体業態・計は同104.8%(同70.8%)で、2019年比は3分類とも前月より悪化した。主要16業態中では「焼肉」等12業態で市場規模が前年比で拡大した。
● 2022年11月の外食(※1)実施率は 64.2% (前月比増減 -0.3pt、前年比増減 +1.4pt)
● 2022年11月の外食頻度(※2)は 3.66回/月 (前月比増減 -0.09回、前年比増減 +0.05回)
● 2022年11月の外食単価は 2,651円 (前月比増減 +88円、前年比増減 +47円)
● 2022年11月の外食市場規模(※3)は 2479億円 (前月比増減 +7億円、前年比増減 +90億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2021年4月から2022年3月までR1年人口推計、2022年4月からR2年国勢調査人口)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-1.7%、首都圏:-1.3%、関西圏:-2.1%、東海圏:-2.4%
● 外食実施率は、首都圏:62.9%(前年比増減 +0.4pt)、関西圏:65.5%(同 +2.9pt)、東海圏:66.8%(同 +2.4pt)
● 外食頻度は、首都圏:3.79回/月(前年比増減 +0.02回)、関西圏:3.63回/月(同 +0.09回)、東海圏:3.23回/月(同 +0.09回)
● 外食単価は、首都圏:2,698円(前年比増減 +7円)、関西圏:2,712円(同 +104円)、東海圏:2,331円(同 +115円)
● 外食市場規模は、首都圏:1482億円(前年比増減 +5億円)、関西圏:695億円(同 +60億円)、東海圏:302億円(同 +25億円)
● 業態別の市場規模は、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(前年比増減 +35億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同 +23億円)、「中華料理店」(同 +14億円)等主要16業態中12業態で前年を上回った。
●「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(延べ回数 +24万回、単価 +341円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(延べ回数 +65万回、単価 +140円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。
●調査目的:首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食市場規模を把握することを目的に実施。
また、業態別の市場規模や、性年代・居住区域別の外食の実態を明らかにすることも目的とした。
●調査対象:首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏:90分圏、関西圏:80分圏、東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
●調査方法:インターネットによる調査
●割付の設定:本調査では、回答者の偏りをできるだけなくすために、性別2区分×年代別5区分(20代/ 30代/ 40代/ 50代/ 60代)×地域25区分=250区分で割付を行って回収した。
●集計方法:本調査結果はR2年国勢調査人口に基づいて性別2区分×年代別5区分×地域25区分=250区分でウェイトバック集計を行っている。
※22年度は、市町村別性年代別のR2年国勢調査人口を使用して計算
■事前調査
(1)本調査の協力者を募集するために実施。
■本調査
(1)調査目的 対象月間の夕方意向の外食・中食内容を知るために実施。
(2)調査時期:2022年12月1日(木)~8日(木)
(3)配信数:12,726件
(4)回収数 9,816件(回収率77.1%)
(5)有効回答数 9,731件
調査機関:(株)アール・ピー・アイ
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