株式会社リクルート（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：北村 吉弘、以下リクルート）が運営する店舗物件サイト『Tempodas』は、株式会社東京商工リサーチが行った調査※1にて2022年12月15日時点における「関東エリア掲載物件数」No.1を獲得しましたので、お知らせします。『Tempodas』は、2020年より飲食店や美容院などの出店希望者に対し、不動産会社から直接仕入れた店舗物件情報を提供しています。
※1 「居抜き・スケルトン物件のユニーク掲載数」2022年12月時点 株式会社東京商工リサーチ調べ

サービス概要

『Tempodas』は、新規出店テナントと店舗物件情報の成約報酬型マッチングメディアです。出店テナントに対し、不動産会社から直接仕入れた質の高い未公開物件を提供しています。物件と一緒に周辺のマーケットデータも閲覧でき、調査をスピーディーに行うことができます。不動産会社に対する物件掲載費は無料（成約課金）となっており、月間平均5,000件以上の新規物件を掲載しています（2023年１月時点）。本サービスは、リクルートの新規事業提案制度「Ring」（リング）※2にて、2018年度準グランプリを受賞しています。『Tempodas』ウェブサイト

※2 「Ring」とは、リクルートグループ会社従業員を対象にした40年以上の歴史がある新規事業提案制度です。リクルートグループの従業員は誰でも自由に参加することができ、テーマはリクルートの既存領域に限らず、ありとあらゆる領域が対象。新規ビジネスのアイデアを毎年募集しています。リクルートにとって、「Ring」とは「新しい価値の創造」というグループ経営理念を体現する場であり、従業員が自分の意思で新規事業を提案・実現できる機会です。

開発背景

店舗を出店する際、物件取得および物件選定に関する業務負担が大きいといわれています。実際、出店テナントからは、物件情報収集に最も課題感を持っており、希望条件に合致する物件数を十分に取得できていないという要望を伺いました。一方、店舗物件サイトにおいては、不動産会社の物件掲載作業の負荷が高く、物件情報の網羅性が高まりにくいという課題がありました。
『Tempodas』は、出店テナントに対し、不動産会社から直接仕入れた質の高い未公開物件を提供するだけでなく、物件と一緒に周辺のマーケットデータも閲覧することができるので、希望条件により近い物件情報を検索することができます。また、OCR（光学文字認識）※3を活用した入稿機能（特許出願中）を開発し、不動産会社側の入稿作業を10分→20秒/件程度に短縮することで、不動産業者の業務負担の改善を可能にしました。さらに、成約課金モデルによる不動産会社のコスト面でのリスクを軽減することで、結果として多くの物件掲載をいただいています。今後は、地方主要都市への展開も開始しており、出店テナントと不動産会社両者においてのニーズに応え、包括的な出店支援の実現を目指します。
※3 活字、手書きテキストの画像を文字コードの列に変換するソフトウェア

特徴

• 提携不動産仲介会社から直接仕入れた「未公開物件」情報を配信
• OCR（光学文字認識）※3 を活用した入稿機能（特許出願中）による自動読み込みが可能
• 物件情報と一緒に周辺のマーケットデータ（周辺店舗、人口・乗降者数などの基礎データ、開業閉店情報など）の閲覧が可能
• 不動産会社：完全成約報酬型(初期費用・月額費用・物件掲載費用等のランニングコストは一切不要)
• 出店テナント：完全無料

サービス詳細

利用対象：店舗物件の出店検討テナント、店舗物件を取り扱う不動産会社
料金：不動産会社から成約時に手数料を取得（新規出店希望者は利用無料、不動産会社の物件掲載無料）
不動産会社向け機能：OCR入稿機能・物件概要資料をOCRにより自動読み取りをすることで入稿を効率化
新規出店希望者向け機能：不動産会社が入稿した新規物件を月間平均5,000件受け取り可能（2023年１月時点）。人口や類似商圏情報などマーケットデータを物件情報とともに閲覧可能
※本サービスは現在実証実験の段階にあり、サービスの継続は一定条件や期間のもとに判断されます。