2024.11.18しごと
企業の給与制度に関する調査2024
(c) Recruit Co., Ltd.
しごと
株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』は、「<学生版>求職者の動向・意識調査 2023」を2023年1月に実施し、その調査結果をまとめましたのでご報告致します。
2018年の調査結果と比べて、最近1年以内(2022年1月~12月)にアルバイト探しをした学生の割合は、26.8%から55.2%に大きく増加しました。一方で、最近1年以内にアルバイトをした学生は、70.0%から57.4%に約13ポイント減っています。
理由として、2018年は、1年以内にアルバイト探しをしていないが、アルバイトをしていた(それ以前に始めたアルバイトを続けている)学生が47.9%いたのに対し、2023年は14.2%に留まったことが考えられます。コロナ禍でアルバイトを控えていた状況から、この1年でアルバイト探しをする学生が増えた可能性がありそうです。
アルバイト探しに関するコメント
・「自宅近くを条件に働いているが、自分がやりたいこと、時給が良いところも探したい」(大学1年生/コンビニ・スーパー店員)
・「遊びや趣味のためにお金が欲しい」(高校3年生/コンビニ・スーパー店員)
・「就職活動にあたって、アルバイト経験があったほうが良かった」(大学4年生/その他販売店員)
・「将来のための社会経験を積みたい」(高校3年生/調理人、コック)
※括弧内は学校種別・学年、現在のアルバイトの仕事内容
1年以内に探した仕事内容(図2)、現在のアルバイトの仕事内容(図3)どちらも、大学生等・高校生ともに、コンビニ・スーパー店員が最多となりました。特に高校生では、1年以内に探した仕事内容では41.7%、現在のアルバイトの仕事内容では25.0%に上り、現在アルバイトをしている高校生の4人に1人がコンビニ・スーパー店員に従事していることが分かりました。
また、コロナ禍で大きな影響を受けた飲食店のホールスタッフは、現在のアルバイトでは全体で2番目、大学生等に限ると、塾講師などに次いで3番目という結果でした。
アルバイト探しで重視していた絶対条件では、2018年と変わらず、学業や私生活などとの両立のため、勤務時間帯や勤務日数といった働き方関連に回答が集まりました。今回特に目立ったのは、アルバイトをする場所です。2018年には働き方や給与、仕事内容よりも重視されていなかった、通勤時間(通いやすさ)を絶対条件に挙げた学生が38.6%から57.2%に、勤務地が45.0%から56.7%に大きく伸長しました。
コンビニ・スーパーでアルバイトをする学生が多いのも、コロナ禍でも継続的にアルバイトを募集していたことに加え、比較的営業時間が長く、営業日数が多いため、学生が希望するシフトで働きやすいことや、自宅や学校周辺どこであっても、自分が働きたいエリアに立地している可能性が高く、通勤がネックにならないことが理由として考えられます。
詳細はレポート本文をご覧ください。
https://jbrc.recruit.co.jp/data/data20230224_2612.html
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国15~29歳の男女、現在の職業が大学院生、大学生、短大生、予備校生、専門学校・各種学校生、高校生のいずれかの人 ※高校生以外を「大学生等」として集計
有効回答数:3,000人
調査実施期間:2023年1月6日(金)~1月13日(金)
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