2024.12.20しごと
ワークス採用見通し調査(新卒:2026年卒)新卒採用の増勢はやや鈍化も、2026年卒も高い採用意欲
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しごと
株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)管理職の採用動向について、転職支援サービス『リクルートエージェント』のデータから動向をまとめましたので、お知らせいたします。これまでは社内昇進が中心だと思われていた管理職登用。今では、外部労働市場から管理職を迎え入れるケースが増加しています。組織にとっても管理職の外部採用は影響が大きいと言えますが、なぜ今、管理職の求人が増えているのか、HR統括編集長とコンサルタントが解説します。
1.管理職求人は増加傾向(2022年度は、2016年度の3.67倍)。
2.業界別の伸び率では、IT通信業界が最も高い一方、日本型雇用の傾向が強い製造業でも伸びが見られる。職種別の伸び率は、SEが高いが、管理部門を中心に営業から企画まで幅広い職種で伸びている。
3.求人の増加に伴い、管理職での転職も増加傾向。自らキャリアアップのために転職するケースも。
グローバル化、DX推進やサステナビリティ強化など、急速な環境変化を背景に、企業はここ数年、事業変革を推進するための中途採用を強化している。今回の分析では、“管理職”においても、そうした外部人材の登用が増加している傾向が明らかになった。年功序列、終身雇用、企業内特殊的熟練(※)を前提としたキャリア環境がある日本企業においては、“社外からの管理職への登用はごく一部に限られる”というイメージも、認識を新たにする必要があるだろう。なお、人事担当者に聞いた中途採用の背景では、「特定層(若者や管理職層など)で人材が不足しているため」と答えた割合は35.0%に上っている。必要な専門スキル、目指す事業目標、期待する成果、想定年収…。こうした要件を明示する“管理職の外部登用”増加の動きは、暗黙的な内部登用に慣れてきた日本企業の雇用慣行・採用戦略に転換を迫るかもしれない。働く個人にもチャンスは広がっていくだろう。
※企業内特殊的熟練:特定の企業内でのみ必要とされる、固有で特殊な能力のこと
調査方法:リクルートエージェントの求人データ、転職決定者
調査対象:リクルートエージェントの求人データ、リクルートエージェントを利用して転職した方
有効回答数:非公開
調査実施期間:2023年5月~2023年7月
調査機関:リクルート
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