2024.11.21飲食
外食店の「ダイナミックプライシング」実施店の認知率は57.0% 同じメニューが時間帯や立地等で価格が変わることに「納得できる」54.3%が、「納得できない」18.3%を上回る
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株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』では、毎月、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象に実施している「外食市場調査」について、2022年度の年間結果(外食&中食動向)を取りまとめましたのでご報告いたします。
1. 外食の回数・市場規模
■3圏域計の2022年度(22年4月~23年3月)の年間の外食市場規模は前年度比+41.2% (3兆571億円)と推計された。コロナ禍3年目の外食市場規模は、19年度比[コロナ禍前比]で78.0%まで回復した。
■実施者の1カ月あたり外食実施率は前年度差+10.0pt(64.2%)、外食頻度は前年度比+7.5%(3.70回)、外食単価は同+12.7%(2,690円)とそれぞれ増加した。
※外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む。
2. 性年代別の外食実態
■対19年度比で外食市場規模の回復幅が大きい性年代は「女性/50歳代」(-9.3%)、「女性/20歳代」(-11.6%)。回復幅が小さい性年代は「男性/60歳代」(-33.1%)、「女性/60歳代」 (-30.9%)。
3. 業態別の外食実態
■「居酒屋」は市場規模前年度比+80.1%。コロナ禍の20~21年度は「ファミリーレストラン、回転すし等」が回数シェア1位だったが、3年ぶりに「居酒屋」が回数シェア1位に返り咲いた。
4. 経年分析 コロナ後の飲酒市場を予測
■飲酒を伴う外食の業態別のシェアをみると、コロナ禍前に比べ飲酒主体業態の店のシェアが減り、食事主体業態の店のシェアが増えている。コロナ後は、食事主体の店での飲酒機会が増えていくと予想される。
5. 中食の回数・市場規模
■3圏域計の2022年度(22年4月~23年3月)の年間の中食市場規模は前年度比-5.2%(1兆4431億円)と推計された。コロナ禍3年目において、外食市場規模が増加したことに伴い、中食市場の伸びは止まった。
■実施者の1カ月あたりの中食実施率と頻度は前年度を下回り、中食単価は前年度比+3.5%と増加した。
※中食:夕方以降の食事について、外で買ってきたものを食べた、出前や宅配を利用して食べた場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で購入した中食を対象としており、圏域外で購入した中食は含んでいない。また、夕方以降、1日あたり2回まで(購入金額の上位2位まで)の中食を含む。
6. 性年代別の中食実態
■対前年度比で延べ中食購入回数が最も減った性年代は「女性/20歳代」(-12.5%)で、外食回数が増えた反動で中食購入回数が減った様子がうかがえる。
●調査目的 首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食市場規模を把握することを目的に実施。
また、業態別の市場規模や、性年代・居住区域別の外食の実態を明らかにすることも目的とした。
●調査対象 首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏:90分圏、関西圏:80分圏、東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
●調査方法 インターネットによる調査
●割付の設定 本調査では、回答者の偏りをできるだけなくすために、性別2区分×年代別5区分(20代/ 30代/ 40代/ 50代/ 60代)×地域25区分=250区分で割付を行って回収した。
●集計方法 本調査結果はR2年国勢調査人口に基づいて性別2区分×年代別5区分×地域25区分=250区分でウェイトバック集計を行っている。
※22年度は、市町村別性年代別のR2年国勢調査人口を使用して計算
■事前調査
①本調査の協力者を募集するために実施。
■本調査
①調査目的 対象月間の夕方意向の外食・中食内容を知るために実施。
②調査時期:2023年3月31日(金)~4月10日(月)
③配信数:12,844件
⑤回収数 10,114件(回収率78.7%)
⑥有効回答数 10,103件
調査機関:(株)アール・ピー・アイ
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